自分の「異常性」に気づかない人たち:病識と否認の心理

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自分の「異常性」に気づかない人たち:病識と否認の心理

  • 著者名:西多昌規
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 草思社(2016/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794222367

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内容説明

強すぎる被害妄想、執拗な他者攻撃、異様なハイテンション、他人をふりまわすサイコパス…… それは許容できる異常性なのか、治療介入すべき異常性なのか?
重篤な心の病気と診断された人が治療を受けずに他者に危害を加えたり、自殺に及んだりする事例は後を絶たない。 本書は精神科医である著者が診察室で出会った、さまざまな「自分の異常性」に気づかない人たちを取り上げ、その心の病理と対処法を明らかにするものである。 診療を通して、医師の苦悩や精神医療の問題点が浮き彫りになる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

42
読み友さんたちの感想を読んで。学歴は高いのに共感力が低い政治家たちに呆然としていたのでフラフラと手に取りました。興味深く読みましたが、私が知りたいのは、なんというんでしょう…人を傷つけておきながら、それについて後悔をしたり、罪の意識を覚えないでいられる精神構造なのですが、でもこういう人たちが主流なのだとしたら、私が異常になるんだな…と逆に怖くなってしまったのでした。2024/12/07

千穂

30
異常か正常か見極めるのは難しい。精神科では血液検査などのデータから異常を見つける訳ではないので益々困難だ。医者にアスぺ傾向の人が多いとはよく言われるが、コミュニケーションの必要な精神科医は多分その意味ではアスぺ以外の部分で普通ではない人が多いかも?本職の精神科医が臨床に沿って分かりやすく噛み砕いて説明しているので、十分理解出来た。2017/03/12

k sato

26
自分の言動が異常であると「病識」を持てず、症状を悪化させたり周囲に迷惑をかけたりする者がいる。そのような者を安易に「異常」と呼ぶ世間に苛立つ。そもそも、「異常」と「正常」の定量的な定義はない。確かな意識があるときの本人の言動と比べて生活に支障をきたすほど逸脱している状態と定義すべきだ。「異常」は他者との比較ではない。昨今、発達障害の診断を求めて病院を行脚する者がいるそうだが、彼らは時代の囚人だ。規範を重んじる現代社会だから、仕事や生活に支障をきたしているにすぎない。平安時代なら要らぬ心配だったろう。2024/10/14

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

25
心理って難しい。2017/01/27

ロア

24
私は異常である事を自覚しております。これを個性と名付けて活かしたくない…(´・д・`)2017/12/08

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