自分の「異常性」に気づかない人たち:病識と否認の心理

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍

自分の「異常性」に気づかない人たち:病識と否認の心理

  • 著者名:西多昌規
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 草思社(2016/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794222367

ファイル: /

内容説明

強すぎる被害妄想、執拗な他者攻撃、異様なハイテンション、他人をふりまわすサイコパス…… それは許容できる異常性なのか、治療介入すべき異常性なのか?
重篤な心の病気と診断された人が治療を受けずに他者に危害を加えたり、自殺に及んだりする事例は後を絶たない。 本書は精神科医である著者が診察室で出会った、さまざまな「自分の異常性」に気づかない人たちを取り上げ、その心の病理と対処法を明らかにするものである。 診療を通して、医師の苦悩や精神医療の問題点が浮き彫りになる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千穂

29
異常か正常か見極めるのは難しい。精神科では血液検査などのデータから異常を見つける訳ではないので益々困難だ。医者にアスぺ傾向の人が多いとはよく言われるが、コミュニケーションの必要な精神科医は多分その意味ではアスぺ以外の部分で普通ではない人が多いかも?本職の精神科医が臨床に沿って分かりやすく噛み砕いて説明しているので、十分理解出来た。2017/03/12

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

25
心理って難しい。2017/01/27

ロア

23
私は異常である事を自覚しております。これを個性と名付けて活かしたくない…(´・д・`)2017/12/08

こうせいパパ

18
精神科医である著者の体験に基づくノンフィクション。最近「パーソナリティ障害」を知ったが、他の精神障害の具体的事例も細かく描写され、いつ誰がそうなるか分からない怖れのようなものを感じた。2019/08/28

かめぴ

17
見た目のインパクトより異常な感じはせず、読みやすく分かり易い。異常性を線引きするのは難しい。否認がひとつの目安に、それより重症なのが本書のテーマ「病識の欠如」認め過ぎないと言うのは、ある意味異常と言えるのか、ある人たちの顔を浮かべて納得する。2019/01/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11234004
  • ご注意事項