内容説明
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今から5億4100万年前という気が遠くなるほどの昔、カンブリア紀とよばれる時代に、海の中に不思議な姿をしたモンスターがたくさん現れました。この奇想天外な動物達は「カンブリアンモンスター」と呼ばれています。本書は、60種類以上のカンブリアンモンスターをコンピューターグラフィックスで復元し掲載したフルカラー図鑑です。アノマロカリスやオパビニア、ラガニアなど不思議で魅力あふれる古代生物の世界に飛び込みましょう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
39
新人OLに与えられる任務のように「コピーせよ」という最初の命令に40億年勤しんだ結果、稀に起こるミスコピーがたまたま環境に適応して残り、更なるミスコピーにミスコピーを重ねて動き回るようになり、眼を獲得し、その情報を処理するために脳は発達した。そのミスコピーの最先端にいる我々ホモサピエンスは現在、知性によって多種を圧倒し、環境をコントロールすることで進化のスピードを補っている。知性によって本能からの指令は「愛」という概念に置き換わった。知性によってヒトは不安を感じ、時として不必要な暴力をも用い、悩みもする。2017/11/19
GAKU
38
今から5億4千万年前のカンブリア紀に突如として現れた様々な種類の生き物の図鑑。化石からCG化し、色に関しては、同じような生活をしていると思われる現生の動物を参考にしたとの事。変な生き物ばかりで眺めているだけで楽しくなります。しかもこんなに変な生き物が、現在の生物に見られる基本的な身体のしくみをすべて備えていたという事にも驚きです。このカンブリア紀に突然現れた動物たちは、進化論を唱えたダーウィンをも悩ませ、いまもなお「ダーウィンのジレンマ」と言われ、進化論の大きな課題とされているそうです。2016/02/11
kasim
34
ふだん虫や海の生き物はどちらかというと苦手。でもカンブリア紀の生物というと俄然興味が湧く。ジュラ紀以降の恐竜にばかり目が行っていた子供の頃も、三葉虫は大好きだった。この本は写実的なCGで再現された生き物たちを〈泳ぐもの〉〈這うもの〉〈潜るもの〉〈くっつくもの〉に分けて紹介し、歴史的展開の解説もある。体を守る殻や眼の誕生はやはり興味深い。大スターのアノマロカリス(昔は本に載ってなかった)、脊椎動物のご先祖ピカイア、ブルーベリーのような五つ眼のオパビニアなどとにかく楽しい。2022/01/19
ロア
21
オールカラーでとてもキレイ!もちろん実際の色ではなく、現代に生存している近い種などを参考に彩色しているのですが、構造色だった場合は本当に虹色だったかも!ということなので、ちょっとワクワクします(((o(*゚▽゚*)o)))前半は図鑑、後半は生命の誕生と進化についての読み物になっていて、勉強にもなりとても楽しめました(´∀`*)今まで見たハルキゲニアの中では、本書のが一番リアリティあると思ったよ♪2016/02/06
ふぇるけん
15
昨年はNHKと科学博物館がタイアップした『生命大躍進』、娘と一緒に観ていたNHKアニメ『ピカイア!』など、ちょっとしたカンブリアブームだったので、本書も手に取ってみました。アノマノカリスやハルキゲニアなどはもはやお馴染みと言った感じで楽しく読めました。5億年以上も前の化石からその時代を想像するって、すごくロマンがあふれている感じがするなぁ。自分にはそこまでの想像力がないので、見て楽しむだけだけど。2016/01/07
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