講談社文芸文庫<br> 風貌 私の美学 土門拳エッセイ選

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講談社文芸文庫
風貌 私の美学 土門拳エッセイ選

  • 著者名:土門拳【著】/酒井忠康【編】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 講談社(2017/01発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784062900119

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内容説明

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写真の鬼による日本論を展開したエッセイ選! 「風貌」「筑豊の子どもたち」「古寺巡礼」等、日本を代表する写真家土門拳は達意の名文家でもある。時代と社会、芸術と文化、写真とは何かを問う土門美学の精髄。

目次

1 風貌(田中舘愛橘
尾崎行雄 ほか)
2 私の美学(唐招提寺について
平等院について ほか)
3 社会への眼差し(『ヒロシマ』はじめに
るみえちゃんはお父さんが死んだ ほか)
4 芸術論(自分のこと
デモ取材と古寺巡礼 ほか)
5 風景論(風景写真雑感
回想の室生寺 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YO)))

28
「風貌」における、撮るものと撮られるものとの美的な闘いみたようなのがやはり面白く、谷崎潤一郎の不機嫌な様が撮りたさにワザとジラしていたら、撮影中は泰然としていたものの去り際の襖にピシャリと憤りを込めて出ていかれたり。川端康成を訪れた際に、壁にかかっていた絵をお追従気味に大して良くもないのに褒めてしまったことを激しく悔いたり。小林秀雄の時は、四時間も遅刻した割には好意的に応対してもらえたものの、酔うと絡まれると聞いていたのでビール一杯だけいただいて退散したり(これは単に逃げただけか)2018/01/20

チョコろん

3
写真家・土門拳による作品解説、及び制作における信条を述べたエッセイを一冊にまとめたもの。---「土門拳って誰?」という人も、彼の作品は見たことがあるはず。昭和中期の偉人や重要文化財の写真は、国語総覧や日本史図説などに度々利用されている。個人的には彼の肖像写真が好きで、『風貌』や『筑豊のこどもたち』に関連した、人物を叙述するエッセイに特に魅力を感じた。著者は「写真家だから文章はイマイチなんだ」という旨で謙遜しているが、とんでもない。ウィットに富んだ文章は面白いし、写真家だからこその独特な視点が味わい深い。2014/05/04

けいちゃん

2
写真を撮るという行為が持つ意味や目的が、この頃と今とではあまりに違っている。2021/01/04

TAK

0
最初の方にある有名人の写真。初代吉右衛門や14世 千宗室の写真がいいんだよね。2015/06/07

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