内容説明
昭和11年、女学生・平田鶴子は修学旅行のため大阪から東京へ向かう列車にいた。彼女は車窓から、並走する特急列車のデッキで男2人が取っ組み合うのを目撃する。と、2人の間に閃光が煌めき煙が上がる。「何? 銃!?」確かめる間もなく特急列車は遠ざかるのだが――。表題作「少女探偵は帝都を駆ける」他6編を収録した連作短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
90
モダン・シティその2。連作短編集。昭和初期ならではのトリックがいっぱい。テレヴィジョンは見た何かがイイ。2015/05/11
がらくたどん
53
読書家様にご紹介頂いた『大鞠家殺人事件』の主人公美禰子さんとその「高校時代の同級生」のツネちゃん・鶴ちゃんが大好きになってしまい、もう一度三人に逢いたくて。探偵小説マニアで女子高生のお嬢さん平田鶴子と東京から来た新聞記者宇留木氏がモダンシティー大阪を舞台に謎を解く『殺人喜劇のモダン・シティ』の続編となる短編集。表題作が「大鞠家」でも言及された「あの修学旅行」の顛末記。大阪から鎌倉・東京を経て東北へ向かう大旅行の途中で起きる怪しい追跡者との遭遇と東京からの転入生美禰子嬢の行動の謎を解く♪三人の絆がステキ♡2024/03/11
igaiga
17
大鞠家殺人事件を読んでからもう一度鶴子を読みたくなって再読・・・したら美彌子さんも登場してましたか。このころは美彌子さんも苦労知らずの女子高生だったんだろうなー。大鞠家に嫁いで・・・ううう・・・。それはそうと鶴子と宇留木さんのコンビはいいんだよなぁー。2022/07/04
たぬ
13
☆3 舞台は1935年の大阪。エノケン、愛新覚羅溥儀、エンタツ・アチャコなど実在の人物が出てくるのが面白い。またヒロインがミステリ中心によく本を読む子なのでエラリー・クヰーンや甲賀三郎らの名前が登場、同じ読書好きとしてはニヤリとしてしまう。しかし設定を盛り込みすぎたためか本筋のほうがどうにも印象に残らない。気が付いたら読み終わっていた感じ。もう面倒になってしまい最終話はほとんど飛ばしちゃった。2025/03/31
α0350α
10
昭和初期とか結構好きな時代なので当時の雰囲気がとても良いと思いました。あとは鶴子さんが読みたい本のチョイスが素晴らしすぎて読みたくなりますね。2015/07/29
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