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内容説明
知っているようで、実は知らないことが多い身体のしくみ。たとえば、肝臓はどんな働きをしている臓器か、ぱっと答えられる人は少ないし、ホルモンってよく聞くけど、どの部位から出ていて、どんな働きがあるのか、わからない人も多いだろう。医学的な話になると、素人には難しくて、手も足も出ないと思いがちだが、本書は「まんが」で説明しているので、誰にでも理解できるはず。この一冊読んでおけば、診察室での専門用語にも対応できるに違いない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
153
自分の体って不思議だらけ。分からないことだらけなのに、何でこんなによく出来ているのだろう。心臓はずっと動いている。呼吸もそう。お腹が空けば食べたくなる。食事をすると元気になる。眠れば体も心も回復する。傷口だって自然と治っていく。異物が入れば排除しようとしてくれる。こんな当たり前のことが繰り返されている。危険を察知すると交感神経が防衛してくれる。ひとつの生命体のなかで、無数の臓器や細胞、味覚や嗅覚、聴覚などの感覚が私たちの体を守るために活動している。大切にします。そんな気持ちになる、まんが人体の不思議です。2019/09/19
keroppi
69
読友さんのレビューに惹かれて。人体は、不思議だ。ほんとによく出来ている。難しい事を、漫画で実に分かりやすく楽しく説明している。ツッコミキャラには笑ってしまう。人体に取り組んだ科学者たちの無謀な行動力には頭が下がる。生殖器やオッパイの説明には、ビックリしつつも、成る程と納得。勉強になります。この作者の漫画も読んでみたいなぁ。2018/09/20
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
67
ちくま新書初の漫画本だそうだ。医師兼漫画家である茨木保の名は小谷野敦が『まんが医学の歴史』を絶賛していたので記憶していた。一読、これはいい本である。新書もすぐに絶版になるので、買っておいて損は無かろう。中学の理科で学ぶ事柄から難しい話、コンビニ本で扱うような人体実験や単眼の奇形児の話まで話題は多彩である。私も仕事柄知っておいて損は無い話題が多く、手元に置いておきたい1冊であった。学習漫画ほど単純ではないが、喩えも解りやすくて良い。ひとつ注文をつけるとすれば、巻末に索引があるともっと便利で良かった。2017/09/23
こばまり
61
目から鱗ポロポロ。これまでのぼんやりとした知識が修復される思い。如何に己の組織や器官の仕組みや機能に無頓着であったことか。体ってすごい。ねこやウニコさんのキャラクターもとてもかわいい。2017/10/04
たまきら
39
わかりやすい楽しいマンガです。特に様々な実験成果により明らかになった人体の歴史部分は好み。消化を証明するために、自分の胃液を何度も摂取した科学者は笑えますが、胃瘻の人を無理やり実験に使った科学者には引きましたわ、マジで。男性器の描写の熱の入り方にも脱力笑いがとまりませんでしたわ、おばちゃん。2024/03/24