内容説明
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池坊いけばながひと目でわかる必携の入門書。自由花は、自由な感覚で草木の美をとらえて形に表す。構成法の基本から、より創造性を磨くための手引きとして、新しい花器の可能性や花材の多様性も探って紹介。
目次
1 鋏を持つ前にこれだけは知っておきましょう
2 いけ始める前に知っておきたいこといろいろ
3 さあ、自由花をいけてみよう-少しずつ覚えよう
4 興味がわいたらもう一歩前進
5 もっと上手になるために
6 これであなたもエキスパート
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかこ
21
#池坊 お花を教えるにあたり、そもそも自由花ってどう説明するの?と思い、手にとった本。なぜ「いけばな」なのか、池坊のなりたち、花材について、初心にかえって学ぶことができました。「いけばなは、花を生かすこと…」、自由にいけるのが自由花ではあるが、造形作家の作品になってはいけない、いけばなであること。花の姿を見つめ、花の命をいただいたからには、最大限に美しく表現する。池坊には、草木とのさまざまな出合いによって、多様な美の発見をさせることが第1ステップ。いけばなの楽しさを伝えていけるよう頑張ります。2022/05/18
G-dark
4
池坊の三大スタイルのうち自由花を紹介している本。自由花はその名の通り自由。ルールがないので、好きなように生けて良いです。でも、自由とはいえ、あくまでもそれは「いけばな」でなくてはいけません。汚れたり折れた葉は取り除き、花がいきいきして見えるように花の向きを変えるなどして、花が見る人の心を打つものでなければいけません。そんな、かえって難しそうな自由花ですが、ポイントとなる基本的な考え方がこの本に幾つも書かれていますし、生け方の例の写真も沢山載っているので、私もこの本を参考に生け花に取り組もうと思います。2015/09/11