内容説明
弁護士の数も少なく、弁護士に暇と金があったバブル時代に生まれた京都法曹文芸「奔馬」。その編集長を1988年の創刊号から約二十年務めた著者による随筆・小説集。法廷の待ち時間などに書かれたという約70作品のなかから編集部が10作品を厳選して加筆・修正して収載。法律はもちろんのこと、経済、哲学、言葉、数量、笑いなど、数々のテーマで語られる安田ワールドは難解だが読めば読むほど新しい発見がある。関西のお笑いの会からお呼びがかかったというのもうなずける軽快な語り口調の文体は親しみがあり、昭和へのノスタルジアを感じる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほよじー
12
★★日本には明治以降、社会、自由、平等などの「抽象」が西洋から入ってきた。「時間」は存在せず物質の運動過程と捉え返すと主体的な生活が可能となる。正しい「言葉」の使用が人間を創造的にする。豊かな「感情」や「意識」の獲得。「経済」の物々交換や「法律」以前の生き生きした人間関係を現代文明の中に取り戻す。「数量」は便利さの裏に画一性の危険を秘めており差別や見せかけの権威を内包する。最も具体的、即物的な思考、知識は一次的(具体的)なもの。その同種を集め整理し相互に関連づけると二次的(抽象)な思考、知識が生まれる2017/01/26
ちくわ
1
途中までだったけど… 難しかった、というか、想像していた内容と違った… また今度挑戦したいな2018/06/14
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