内容説明
影縫が“ルネサンス”残党の討伐へ向かった隙をつかれ、祓魔学園に幽閉中の“背教者”が脱獄! 一方、拓真は影縫から預かった“箱”を手に、寮で安息の時を過ごしていた。「絶対にあけてはならない」──そう言及されたその箱の中身──それは世界のすべてを知る存在にして、拓真が追い求める“叡智の悪魔”ヴィオレッタが囚われているとされる、聖職者協会の書庫へと至る鍵──!? すべての始まりとなった“一周目”の秘密を知る彼女を求め、背教者たちが紡ぐ幻想活劇は巡りゆく!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
完結。七人の魔神との死闘と原初の悪魔との決着、叡智の悪魔ヴィオレッタの呪いや、全ての始まりとなった一周目の謎も明かされてスッキリと終わった最終巻でした。学園モノという設定だった割にはあまり遊びの部分がなかった感もありましたが、作者的には予定調和的な終わり方だったんでしょうかね。ループものとしては当初のあるべき形に戻ったというところで、玖珂さんの意外な一面や、ヴィオレッタさんも意外に良い人だったりで、その辺のお話ももう少し読んでみたかったです。でもこれはこれで納得のいく結末。次回作も楽しみにしています。 2014/07/13
アウル
17
最終巻。始まりの謎が明かされいろいろと謎だった事が分かったが翠花の願いの代償が可哀想すぎる。読んでいてふと思ったのが、最後の展開は昔漫画で読んでいたダレン・シャンぽいなと思った。学園モノの設定が生かされていなかったが全体的には結構楽しめた。2014/08/07
まりも
12
ミトラルカ可愛い小説最終巻。7人の魔人との戦闘にラスボスとのバトル今までの伏線回収とかなり詰め込んだからか展開があっさりとしすぎているけど概ね良かった。バトルばっかりで日常パートが薄く、大して学園要素がないままだったのが残念です。新しい世界では普通に学園ラブコメできそうな雰囲気だったので次巻から普通に新世界編始まるのもアリかもしれない笑2014/07/12
眼鏡のおっさん
8
読了。面白かった。ループネタではあるものの、その仕掛けが良かった。ラストはハッピーエンドだと思うが、ループは解けていないはずなので、誰か決して報われない彼女にも救いの手を差し伸べてやって欲しい。次回作にも期待。2014/07/20
しぇん
8
完結。少し終わるの早く感じて物寂しいですが、ループの秘密も全て明かされハッピーエンドに綺麗に纏まっていたので、これは、これでありかなと思いました。まぁ、話を進めるためにヒロインの子犬系可愛い所が今回殆ど描写されませんでしたのが、少し残念ですが。次回作も期待しています。2014/07/13