ハヤカワ文庫JA<br> 世界の終わりの壁際で

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ハヤカワ文庫JA
世界の終わりの壁際で

  • 著者名:吉田エン【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 早川書房(2016/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150312541

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内容説明

【第4回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作】大規模な環境変動に備え、巨大な城壁都市〈シティ〉が築かれた近未来の日本。壁の外側で育った少年・片桐音也はゲーム〈フラグメンツ〉で賞金を稼ぎ、内側に入ることを夢見ていたが、資金不足で勝ち進めずにいた。そんな彼の日常は、少女・雪子と人工知能コーボとの出会いで一変する。力を合わせてランキング戦を駆け上がる音也たちは、徐々に壁の内側の真実に迫っていき――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

48
大規模な環境変動に備え、巨大な城壁都市が築かれた時代。壁の内側に入ることを夢見る少年・音也が、人工知能コーボで少女雪子と出会うところから始まる近未来SF物語。人工知能や城壁都市を扱った魅力たっぷりな世界観、そして王道のボーイミーツガール的な面白さが組み合わさった作品ですね。最近ありがちな人工知能という設定を使いながらも、しっかりと独自色を出す辺りは流石は優秀賞受賞作といったところ。ただ全体的に説明不足な点が多く、ラストも今ひとつだったりと欠点も色々とあったかな。今後に期待したい作家さんです。2017/05/04

ソラ

34
面白かったけど、終わりへ向けて尻切れトンボというかあれあれみたくすーっと終わった感があって「お、おう」と言う感じの読了感でした。設定など楽しんだ部分もあったので次作も読んでみたい。2017/02/19

miroku

23
ハヤカワSFコンテストの入賞作って、どれも意欲的で面白い♪2018/12/01

ランタン

19
思いの外厚かったのよね、後半ダレてしまった。なんか違うのよ。巻末の選評みて他のも面白そうだなぁと。2017/09/27

七月せら

19
壁の向こう側とこちら側。どちらが幸せで、どちらが正しいのか。様々な立場から世界の終わりに立ち向かう人々と、その中心にいる人工知能をめぐる騒動に巻き込まれていく主人公。スケールが大きいような、でも始まりは1つだったような物語。人工知能と、ゲームと、壁の向こう側とこちら側と、様々な要素が絡み合い面白かったです。東京の馴染みのある地名が出てくるので、今のまま急速に荒廃した世界の様子がリアルに想像できました。2016/11/30

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