内容説明
異星種族トリオンの血を引く“地球系宇宙人”の美少女・絹が芹沢家にやってきて早半年。水害で倒壊してしまった芹沢家を出た望、時子、絹の三人は、新しい家が建つまでの間、賃貸マンションで不自由ながらにぎやかに暮らしていた。そんな時、同級生の穂高がついに望に告白することを決意し、望と絹の間に微妙な雰囲気が……。一方、トリオンからのVIPである絹の護衛に就く情報局の星子のもとに、ある情報がもたらされた。ロシアで反トリオン過激派によるテロが勃発、犯人グループの次の標的が、日本だというのだ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
2
【読メ登録以前読了作品】2006/12/18
蛇の婿
2
シリーズ第3巻。穂高ちゃんの告白と、お絹ちゃんを巡る陰謀。後半は一気でしたね。そしてヒロインの気になる決意を暗示して、次巻最終巻!?なかなか気を持たせてくれるじゃありませんか。王道展開といえば王道展開なのですが、この作品はとても読んでいて心地良いですwそうかぁ…次で終わりかぁ…すぐに読みたいけれど、読んでしまうのがもったいないようなww楽しませて頂きました!!2011/11/05
KEI
1
購入。2006/11/11
かずら
0
宇宙人とのハーフと暮らすラブコメ。穂高の告白によって、望と絹は自分の気持ちについて考えなおす。情報局には一方反トリオンのテロリストの情報が……。相変わらずキャラの心情の書き方が丁寧で読ませる。彼らは悪人ではない、けれどいつも「いい人」ではいられない。そういう日常のつまづき、あるいはすれ違いをきちんと物語として書いてくれるのは、好感が持てる。素直に「うまくいってほしいな」と思う。しかしこの巻は話が収束してなかった。4巻も買ってこればよかった……。気になる。2012/12/24
いっしー
0
本格SFラブコメだと思った? 残念、政治内紛でした! 大人の勝手な思惑に少年少女が振り回されるのを見て憤る一方、大人たちの都合もうっすらと理解できてしまうのは自分が無駄に年を重ねてしまった証拠でしょうか。地球対トリオンの駆け引きについては、肝心のトリオン側の思惑がさっぱり描かれない故になんともコメントできず。絹の存在がトリオンにとってどんな意味を持っているのか、宇宙人対地求人ではなく、彼女を一人の人間として見る望はどんな決断を下すのか。最終巻に期待です。穂高ちゃんに関してはまあ、なんというか、生きろ。2012/04/01