角川文庫<br> 気障でけっこうです

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角川文庫
気障でけっこうです

  • 著者名:小嶋陽太郎【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2016/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041047637

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内容説明

女子高生のきよ子が公園で出会ったのは地面に首まですっぽり埋まったおじさんでした――「私、死んじゃったんですよ」“シチサン”と名乗る悩みを抱える気弱な幽霊と今どき女子高生の奇妙な日々が始まった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

64
楽しかった!アンソロジーの『シャイセ』が気になっていて、デビュー作のこちら。公園にすっぽり埋まっていた七三分けの銀縁メガネ。助けようとした女子高生のきよ子、車に撥ねられ大怪我して入院。そして七三分けは死んで幽霊シチサンに。彼はなんで埋まっていた?なぜ幽霊になったのか?ラストはきよ子の親友キエちゃんの活躍で敵をやっつけるも、シチサンはルール違反で消えてしまう。『気障でけっこう』ほろっとさせられる。これは文章の好き嫌い分かれそうだけど、私は楽しめた。他の作品も機会があれば読みたい。2021/11/30

nemuro

49
『異国トーキョー漂流記』(高野秀行)に続く“しりとり読書”122冊目。既読は①『放課後ひとり同盟』(2020年2月読了)に始まり、②『友情だねって感動してよ』(同年3月読了/本年5月再読)、③『悲しい話は終わりにしよう』(2020年4月読了)、④『おとめの流儀。』(同年8月読了)の5冊(4作品)。①~③が図書館本で購入本は④のみ。わりと書店で見かけることの少ない作家。「ブックオフ滝川店」で発見の本書。「気障な幽霊と今どき女子高生の奇妙な交流を描く新感覚の青春小説」。悪くない。だがこのタイトルはどうだろう。2024/11/24

りょうこ

40
これもなんとなーく買った本。ちょっと読みにくい文章回しもありましたが...全体的には好き。この作者さん..他のも読んでみたいな!ってか読む!おとめの流儀が気になる。なんと!薙刀物だ(笑)元薙刀部員としては読むしかあるまいw2016/12/22

よっち

33
女子高生きよ子が公園で出くわしたのは、地面に首まで埋まったサラリーマン。助け出そうとするも途中で車にはねられ病院へ。その後入院したきよ子の前にその男・シチサンが幽霊として現れ取り憑いてしまう青春小説。最初は独特のテンポで斜め上の展開が続く物語なのかと思っていましたが、シチサンが現れた理由が明らかになる後半以降は、身の丈に超える問題に巻き込まれたきよ子が、強烈なキャラの友人キエちゃんと奮闘する急展開で、終わってみれば掴みどころのなかったシチサンの想いと矜持もきちんと感じられるいい感じにまとまった物語でした。2016/11/27

信兵衛

24
女子高生と幽霊の漫才的やりとり、同級生のびっくり仰天な行動ぶり、そして語りのテンポの良さが楽しい作品。2017/09/07

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