内容説明
ちっちゃい神様ヘッポコ様が頭にくっ憑いているせいで、女の子にまったくもてない品部人永(しなべじんえい)。そんな人永の仕事は、雲隠れしてしまった八百万の神様たちを見つけ出して、人間にご加護を与えてくれるよう説得すること。上司の小町の命令で次に人永が説得に向かったのは、なんと“恋の神様”! 自分の恋も取り持ってもらえるかも、とウキウキする人永だったが、なぜか神様たちの恋愛模様に巻き込まれてしまい──!? 神様だって恋をする! 第15回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞作第2弾登場! 今回の女神様は桜の精だ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
5
【キャラ重視型】前巻に引き続きドタバタコメディーとストーリー性の融合を狙っている感じだけれど、ストーリー性は前巻と比べると弱いな。アマテラスの腹黒さに磨きがかかったのはいいけれどへっぽこの影が薄くなっているのが残念2014/03/17
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
3
人永もヘッポコも、ちょっと・・・いろいろやり過ぎやねw2013/06/20
Mu@芒羊會
3
桜の精・咲姫を巡る悲恋物語。神様と人間の恋というモチーフは今までもいろんなパターンで描かれてきた題材。その決着の付け方としては確かに現実的だった。だけど、盛り上がりとしてはもう一つ。せめて二人の間でちゃんと決着を付けさせてあげたかった。人永とへっぽこの間は……もはや夫婦げんかではないかと(笑)2010/07/08
通行人
2
なにこのツンデレ男とストーカー女、どっちもめんどくさい。神と人は結婚できないのか、いったい何処の国の神なんだろう……。神と人間が結婚する話なんて星の数ほどあるし子を残せないなら主人公が一線をこえるのを拒否する理由が分からないんだよなぁ、何で結婚しちゃいけないんだ2013/06/29
kama_meshi
2
へっぽこ様、大胆だな。最高神に愛されるとはどういう事かと言うのが、快楽と痛みの両輪で来る巻。結婚式のフリをしようというだけで、主人公に夜伽を迫るとか裸ワイシャツとか凄いわ。今回はメインになった話自体はちょっと切ない余韻が残って結構いいな。別離ではあるけれど、悲しいだけではなくて前向きなエンドは好きです。2010/02/22