内容説明
見習い魔術師リティーヤが捜し続けていた、生き別れの家族が見つかった!!――が、《学園》のお祭り《六花祭》で喫茶店を営むリティーヤのもとに現れた、仮面の芝居がかった不審者が、な、なんとお兄ちゃん!? でもなぜか、「薔薇の棘」と名乗る兄は、かたくなにリティーヤとの関係を否定してきて……!? おまけに、《A》の位階を持つ魔術師ロードマスターとも知り合いのようで……。愛と冒険の魔法学園ファンタジー、疾風怒濤の第6巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
9
遂にリティーヤが探していた家族の1人である兄に出会った。 しかし、兄はすでにレッドロック家というロードマスターと関わりがある家に養子になっていた。本当に妹への愛を持っているファルクロウ(兄)は兄の心を示す時には仮面を付けて薔薇の棘と名乗って登場。ファルクロウでは家名が邪魔をして素直になれないとはいえ・・・ちょっと変わってる性格なのは個性としよう(苦笑) それにしてもキツネは始原のキツネを利用しているのか利用されているのか?2011/11/18
もも
6
どの面下げたらいいか分からなかったお兄ちゃんが、唯一許された在り方が『薔薇の棘』だったのかなあ……何にせよあのキャラ選択がリティーヤの兄だったなあ。ところでこの師弟は信頼ばかり育んでいるように思うのだけれど一体いつ恋に舵を取り始めるのか。2016/03/25
凍矢
6
ここの所、立て続けに読了。一番安定した作品でした。今回は、学園に通う主人公の兄が登場。今まで探していた家族と何とか会えましたが。何故か、ひたすら兄ではないと言われ、挙動不審な兄。何があったのかは、内緒です。2015/03/16
ちょび
6
ヤムセの出番が多くて嬉しかった学園祭。師弟コンビのあのゆるーいかけあい好きだ!色んな葛藤もあったけどお兄ちゃんともやっと再会出来たし、よかったよかった。さすがリティーヤの兄というか、兄もかなりキャラが濃い感じで今後の登場に少し期待。虹ドロさんの正体はやっぱりあの人みたいだし、キツネの孤独も垣間見えたし、後半に向けてキャラが出そろってきた感じがある。2013/01/13
momo@高校生になりました。
6
お兄ちゃんメイン回。著者のあとがきでお兄ちゃんは主に女性陣にがっかりされる人と言われていましたがそんなことはなかったと思う。妹思いで、妹とよく似たいいお兄ちゃんだった。次巻以降も登場があると嬉しい。そして今回も最後にオイシイところを持って行ったヤムセ。師弟の絶対の信頼関係を今回も見せつけられた。周りの感情に疎くないわりに自分の恋愛感情についてほぼノータッチなリティーヤは、《キツネ》のこととか色々考えないといけないことが多いのだと思うが、ラブの進展も期待したい。ゼストガさんもっと出てきていいのよ!2012/04/03