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内容説明
「会社数字に強くなりたい、会計を知りたい」という理由で簿記を習う人がいるが、それは経営者になろうという人にはあまり有効ではない。本書では、できる社長たちが無意識のうちにやっている経営者視点からの決算書の読み方、活かし方を、ビギナーにもわかりやすく、実例をふんだんに盛り込み解説する。決算書を通じてビジネス現場の状況やその会社のビジネスモデルが見えてくるようになる会計推理力を鍛えよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
15
全体を掴み、同じ業界で競合と比較して、前期と今期で数字の動きの変化を捉え収益構造の違いからビジネスモデルの構造の違いを読み取り、粗利率でブランド力の強弱を判断し営業利益で一貫し販管費を抑えているか判断出来る。営業外収益で財務や関連会社の強さを測定出来る。良いビジネスは次々に楽な決断を下して行けるが悪いビジネスは繰り返し困難な決断に迫られる。良いビジネスほど財務三表に一貫性がある。困難なビジネスは決算書が津波の様に波が荒れている。固定資産を見る時は、自社ビルの豪華さと財務は反比例する事が多い。2015/02/02
kumokumot
7
いざ数年分の貸借対照表を目の当たりにして、どこに注目して何を読み取ればいいのか全然わからなかったので読んだ。(簿記も勉強したしそれぞれの項目は理解しているつもりだったが…簿記は決算書を作成する側の話で、読み方は身につかないとまえがきにあり、 まさにその通りだと感じた。) 用語の説明はそこそこに実際にP/L B/Sの形式を先に見ていくスタイルが非常にわかりやすかった。 結果、決算書を俯瞰してどこに注目して見ればいいのかタイトル通り理解することができた。2021/07/08
ぱんぷきん
0
簡略図が非常に分かりやすいことに加え、実際の財務諸表を例に出す時も読むべき箇所が○で囲まれていて一目で理解できる。この本を手始めに読んでから他の決算書本に進むのも良いし、逆に他の本を読んでからこの本を読んでも理解が深まる。三井物産とヤフーを引き合いに出して、企業規模が違っても利益率が高いのはどちらかを説明してくれてたり、百貨店同士を比べて差がどこにあるのか分析したりと株式投資に即使えそうで、お気に入りの一冊となりそうだ。2016/07/11
読人
0
CFの勉強したことないのでそちらの手始めにPL/BS/CFの関係を簡略して説明している本を読もうと思って手にした。ちょっと簡単すぎたけど、まぁ最初のとっかかりにはいいのかも。2時間くらいで読んでしまった。2014/07/21
sekitak
0
わかりやすいと感じた。事例は今となっては古いがJALがピンチの時とソフトバンクがモバイルはじめたころのものを取り上げているのが非常にわかりやすかった。これでPLもBSもCFも全部わかるという本ではないのでほかにも補てんしなくてはいけないが、とっかかりに非常にいいと思う。2013/08/20