河出文庫<br> 文藝モンスター

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河出文庫
文藝モンスター

  • 著者名:二宮敦人【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 河出書房新社(2016/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309414874

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内容説明

増田文学賞の打ち上げとして、年に一度地方の旅館に集まる人気作家たち。ところがそこで、作家の卵の惨殺遺体が見つかった。失踪者が続くなかで超ビビリなホラー作家・雨漏たちは真相に迫れるのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

93
夏目壮太シリーズのようなお仕事系青春物の出版系かなと読んでいたら、殺人事件!しかもけっこうなホラーミステリー?受賞作家の飲み会で突然の殺人事件、個性的な作家達と編集者との関係性と犯人は誰かのミステリーを絡めたのはいいがちょっとドタバタし過ぎで入り込めなかった、編集長の正体は序盤に分かったが、犯人にはがっかり、作家にとって編集者は敵なのか味方なのか。2016/11/24

鍵ちゃん

58
増田文学賞の打ち明げとして、年に一度岡山の旅館に集まる人気作家たち。ところがそこで、作家の卵の惨殺遺体が見つかった。事件は地元で信仰を集める「消し神様亅の力なのか?それとも出版界の裏側に潜む黒い影の仕業なのか?関係者が次々と失踪するなかで、超ビビリなホラー作家・雨漏佐久たちが事件の真相に挑む。失神する雨漏がかわいい。事件は惨殺かつ巧妙な手口だったが作家と編集者との関係や作家の執筆活動についての裏話が面白い。2025/04/16

よっち

45
文学賞受賞仲間で年に一度岡山の旅館で行われる打ち上げに参加した新人作家・笹野。地元で信仰を集める「消し神様」に願いを祈った人気作家たちが、その通りに発生した殺人事件の真相に挑むミステリ。作品へのスタンスや編集者との関係もそれぞれ違う、個性的で濃い人気作家たち。作家間でのぶっちゃけた会話や、インタビュー記事で語られるその思いは生々しくて、実感のこもった話だなあと思いながら興味深く読んでいましたけど、どこに向かうのかと思っていた顛末は何かすんなりまとまって、途中はグロいと思ったのになぜか悪くない読後感でした。2016/12/08

うまる

36
ある文学賞の作家達が集う飲み会での殺人事件。ミステリそのものより、生み出す作家側と売る編集者側との対決話が面白かったです。合間に入る各作家のインタビュー記事もなるほどという感じ。キス山さんみたいに、本をどう読むかどう扱うかは読者の自由とバッサリ言える作家がかっこいいなと思いました。こう読め!という、こだわりのあるラーメン店主みたいな作家は苦手だなぁ。けっこう酷い状態の死体とか出てくるのにグロさを感じないのは、変人な作家達の目を通して語られるからかもしれない。2020/04/18

ロマンチッカーnao

23
増田賞という文芸賞の受賞者たちが集まって飲み会を開くんだけど、そこで殺人事件が起きるって話なんですけど、キャラクターがみんな面白い。殺人事件関係なくキャラクターを追っかけるだけでも十分楽しめます。 そして、何より、みんな本を愛する人たちなので、本好きにとってはあぁわかるって思える言動に感動します。気楽に読める一冊だけど、想像以上に感動できる一冊でした。なんか得した気分です。2018/11/17

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