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内容説明
日本の起源につながる記憶が刻まれた地でありながら、それぞれ別物とされてきた伊勢と出雲を、古代朝鮮の文化と鉄をキーワードにつなぎ直す思索の旅の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒダン
18
渡来人と鉄という観点から伊勢と出雲の神社を訪ね歩く旅行記。古代のことは資料もなく想像することしかできない。例えば本書でも語呂合わせが多く紹介されているが、個人的には「白木⇔新羅」など日本各地で見られるもの以外は根拠薄弱に感じる。その中で鉄という産業、技術に注目したのは説得力のある想像ができるので興味深いなと思った。旅行記として古い文献で調べた歴史の深い神社を訪ねてその雰囲気を表現しながら過去を慮るというスタイルを貫いており、考察や持論の提唱という点では浅い。こういう旅行はすごい楽しいだろう。2017/08/02
マッピー
7
昨日の昼過ぎから読み始めて、今日の夕方まで。新書一冊にどれだけ時間がかかるんだ!っていうくらい苦戦した。そもそもこの本、初心者向けじゃなかったわ。この本は、宗教と製鉄の2点から、古代日本と朝鮮の関係を明らかにしていこうということが書かれた本なのだ。それがわかったのは、ようやくこの本を読み終わる頃だった。自分の理解力のなさに、情けなさすぎて泣ける。もっと知識があったら、もっと面白いのだろうけど。ひとつ不満がある。もっと親切に読み仮名を振ってくれなくちゃ、読めん!2018/03/12
coldsurgeon
4
古代、員弁郡は新羅系渡来人である猪名部氏住んでいたためにその名がある。その一族は、造船や木工の仕事に従事していたらしい。穴太付近に韓神を祀る社があったらしいが、江戸時代のころには、もうわからなくなっていたらしい。2016/09/03
やすお
3
古い資料を文語のまま引用しているところや難しい漢字が使われている部分が散見され、読みやすい本とは言えない。ただし、慣れてくると、著者のほのぼのとした神社巡りの状況が浮かんできて、だんだん楽しくなってくる。古事記や日本書紀に関連する文献を読んだことがある人であれば、読みこなせるだろう。なお、私は三重県出身であるので、本書に登場する地名に馴染みがあった。地元の人ではないと知らない地名も登場し、友人宅の近くにこんな遺跡や謂われがあったのかと驚いた。また、伊勢と出雲の関係や朝鮮との関わりの深さには驚かされる。2016/12/17
Humbaba
2
過去に起こったことを実際に体験することは出来ない。そのため、本当に何が起きたのかはいくら頑張ってもわからない。しかし、実際に体験することは出来なくても、遺されたものを調べることで想像することは出来る。これまでに言われていない考え方でも理論をつなげることで実現したかもしれないと考えることは出来る。2017/01/15
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