内容説明
日村ななこ14歳。漫画家の父と2人暮らし。愛猫のネーが亡くなった翌日、猫耳と尻尾が生えてきました……、わたしじゃなくてお父さんに!? なんとか父の猫耳の秘密を隠そうと画策する日村親子。そのおかげで、開き気味だった父と娘の距離がちょっとだけ縮まったりも……? そんな中、娘のななこが学校へ行ったきり行方不明になってしまう。ななこの身に起こった事件とは!? 男を見せるか、猫耳父さん! これぞ究極の獣耳!? 松原真琴&大岩賢次で贈る、父と娘の抱腹絶倒ちょっぴり涙なハイテンションコメディ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
10
ある日、起きたら猫耳と尻尾が生えてて……お父さん(38歳)に! 個人的には父娘と周りの人たちの笑って泣けるドタバタコメディみたいなのを期待してて、まあ実際そういう感じの話だったんですが、シリアスな要素を上手く使えてないかなぁという印象でした。 終盤、唐突に小物くさい悪者登場されてもなぁ……事件や展開の起伏を持たせたいなら、別に違う方向性でもよかったのではと。 キャラは良いしそれなりに楽しめるお話でしたが、ギャグコメディとしても家族ドラマとしても、良作とするには決定打に欠けるかなという感じでした。2013/12/11
もだんたいむす
3
ギャグかと思ったが中々シリアスな小説。でも、なんともいえない良さがある。2013/10/23
山田シロ
3
まとまっててさらっと読めましたが…最後あたりはちょっと急展開?短編の方が個人的には好きでした。2009/12/25
つばな
2
前半は猫耳ついちゃった! ていう以外は古きよきジュブナイルだったのに、後半なんかすんごい悲しい話に…。あ、あれ? 悪い話ではないと思うがちょっともやもやした2010/10/16
与太郎
2
父さんに猫耳が生えるの!? と、どんな話なのか非常に興味が湧いて購入。コメディあり、ハートフルありの温かい作品となっていた。ページ数の少なさという多少の不満は残るものの、序盤からラストまで一本の筋を通し、上手くまとめられている作品だと思う。美少女ではなくオヤジに猫耳が生えるという、今ままであったようで無かったアイディアがお話の魅力を引き出している。日常の中にちょっとした非日常が紛れ込んだ、家族とその周りの人々たちの絆を描いた感動の物語。とても面白い一冊でした。2010/04/29