内容説明
自宅の給湯器が壊れたため、スーパー銭湯に行こうとしていたOLの塔子は、かわいい猫につられて、街の裏通りへと誘導されてしまう。着いた先には、まるでドラマにでも出てきそうな町屋造りの銭湯がひっそりと建っている。「五福の湯」と書かれた暖簾を塔子がくぐると、なんと番台には、金髪イケメンのチャラ男が座っていた――! ここは愛知県は岡崎市。ひょいと裏通りに入ったところにある銭湯「五福の湯」は、カラダもココロも温めて、悩みまでもキレイに洗い流してくれるという。貴方も、ひとっ風呂、いかがですか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
134
お風呂、温泉好きにはたまらない銭湯での心優しくなれる物語!重め感は全くなく軽いタッチで、そして、なんとなく昭和チックで、めちゃくちゃほっこりしますね(^^)こんな銭湯なら、いつでも足を運びたい!そして、お風呂上りにコーヒー牛乳を飲んで、銭湯を出た後、近くに居酒屋でもあろうものなら、立ち寄って、ぷはぁとビールを飲みたいですね(^_^;)銭湯またはスーパー銭湯で、あるいは日帰り温泉でほっこり!この本を読んで、ぜひほっこりしていってね~(^-^)2017/05/29
佐島楓
71
わたしは銭湯に行ったことがないけれど、案外本当に体だけでなく人間関係もほぐれる場所なのかもしれない。この物語のように。2016/11/13
yanae
61
読メで知った本♡タイトルも表紙も軽い感じでしたが、内容とってもよかったです♡当たりだった~!昔ながらの銭湯が舞台。金髪のおしゃれな青年が番頭でそこに集うお客さんたちとの暖かい交流を描いたもの。主人公は転勤でこの地にきた塔子。チャラく見える番頭にやや引きながらも、銭湯の魅力にはまっていく。経営とかそういう現実的な話はあまりでないけど、ハートウォーミングな人との交流がすごくいい♡まだまだこの銭湯のお話読みたいです。2019/08/23
ぶんこ
44
最初から猫が出てきてワクワクしたのですが、意外と出番が少なかったのが残念。お客さんに合わせた薬湯を用意する銭湯で、桃湯もラベンダーも薄荷湯も浸かりたい。混みすぎていないのもいい。古いけれど清潔なのもいい。そして猫ちゃんがいてくれる。行きたくなるではないですか、亮介さんの言葉遣いにはひいてしまいますが、言いなりになる塔子さんは流されやすい人なのか?二郎さんが一番素敵。こんな夫と、のんびりとお風呂屋さんをやる人生も有りで、少し憧れてしまいました。2019/09/18
み
39
新刊棚から手にした初読みの作家さん。さくさくと♪イケメンが銭湯の番台に居たら、行きたいような行けないような(>_<)ほっこりするお話しで、最終話に登場した母ずは楽しく、続編出たら読みます。2016/11/15