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内容説明
プロ棋士と互角以上の戦いを繰り広げるまでに進化した将棋プログラム。不可能を可能にしてきた開発者たちの発想と苦悩、そして迎え撃つプロ棋士の矜持と戦略。天才たちの素顔と、互いのプライドを賭けた戦いの軌跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
36
電王戦で棋士側が二連勝した今、読んだ訳ですが、、、これからの将棋ソフト側の反撃があるかもと思わせる一冊でした。将棋ソフトの歴史から、今の状況までの概要を解説してくれてます。盤面の評価関数導入によるパラダイムシフトとか、、将棋のルールにもまったく触れないため、駒の動かしかたくらいは知らないとツライ、という欠点はあるものの、現代プログラム将棋の現実をありのままに感じることのできる一冊。2015/03/26
活字スキー
13
将棋は駒の動かし方しか分からないし、プログラミングについてもさっぱり。そんな自分でも、日々命を削るような真剣勝負を繰り広げる棋士と、それを超越する人ならざるものを創造せんと挑む技術者達の熱いドラマに痺れるような感動を覚えた。面白いのは、強い将棋プログラムのほとんどにとって、人の生み出した棋譜や定跡を学習する事が必要であり、それはある意味機械と人間のハイブリット的な強さであるということ。それ故、技術者の中には純粋なプログラミングのみで人間を越える存在を目指す者もいる。まだまだクライマックスだぜぇ~!2015/04/27
柏もち
8
親父殿が将棋得意で、一緒にゲームしたいな~と思った私は詰め碁集を積読したままのド素人。それでも本書は普通に読めるよ。知識の要る話はしてないからね。内容はプロ棋士vsPCとPCvsPCで、プロ棋士の経歴とプログラマーの開発事情が主軸。他、記者会見模様や囲碁哲学、比較対象にチェスの話など。伊藤看寿の「将棋図巧」とKPPとカルネージハートについて気になったので、後で調べることにする。2016/03/16
S_Tomo🇺🇦🇯🇵
7
先日行われた人間のプロ棋士とコンピュータの将棋ソフトが対戦する「電王戦」について、その最終戦となるFINALの前に書かれた、それまでの歴史とFINALの参加棋士とソフトについてまとめた一冊。本来は「電王戦FINAL」の事前ガイドブックとしての意味合いの強い本であるが、コンピュータが人間を超えると言われる「2045年問題」の一環として読むとまた違ったものが見えてくる、ような気がする。2015/04/23
朧月
6
電王戦を中心にしたコンピュータ将棋のドキュメンタリーです。 人物にフォーカスしてインタビューや経歴をまとめてあり、将棋やソフトウェアに関する紹介や説明は省略されてます。 こういう書籍を読むと、Webで見ていた対局の裏にある人間模様が見えて面白いですね。自分たち視聴者はプロ棋士にせよ、ソフトにせよ、完成された状態だけを見ているため、そこにいたる過程にも思いをはせることは大事かと思います。2015/11/01
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