メディアワークス文庫<br> 水族館の板前さん

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メディアワークス文庫
水族館の板前さん

  • 著者名:末羽瑛【著者】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • KADOKAWA(2016/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048924962

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内容説明

やりたいことが見つからない。夢なんて諦めたらそれで終わりだと思っていた――。尊敬する親父さんが倒れ、月見屋を継ぐ夢と目標と仕事を失った板前・望月浩介。ある日、彼は見舞いに来た病院で親父さんの親友にスカウトされる。その仕事とは……まさかの水族館スタッフ!? 風変わりな水族館館長をはじめとして癖だらけの仲間と出会い、失敗しながらも浩介は魚を活かす仕事の楽しさや厳しさを知っていく。だが、予想外のトラブルが続く水族館では更なる大問題が……。夢を諦めた青年と仲間の温かいドラマを描く、汗と涙と海水煌めく水族館ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

67
板前の望月浩介は、勤め先の料理屋が店を閉める事になり途方に暮れるが、店長の友人からスカウトされ、水族館の臨時職員として働く事になるが……。新卒の志帆と共に水族館勤務を始めるが、泳ぐ魚をどう捌こうか考えてしまい、お客様にどう調理したら美味いかを説明して怒られる浩介が良かった。肉食魚が餌として食べるアジを綺麗に切り身にしていく等、板前の技術が活かせる仕事もあって良かった。未知の職場で戸惑いながらも、バックヤードの見学ツアーや、餌やり体験等、新しい企画を志帆や他の職員と協力して考えていく浩介の姿が良かったです。2017/01/28

佐島楓

46
板前をやっていた青年の再就職先は、なんと水族館!? 安心して読め、ほっこり面白かった。ただ、前職が板前さんだったという特徴を、もっと前面に出してコミカルにしたほうがいいかもしれない。主人公が物語を引っ張っていくというインパクトが少し足りないかと思う。2016/11/05

瀧ながれ

30
タイトルをみて期待していたほど、「板前」の設定が活きてなかったのが、ちょっと残念。フードコートで魚の煮付けを拵えるくらいやるかと思ってた。水族館と料理の組合わせは、それほど難しいとは思えないので、いつか特別展示ででもやってみたらどうでしょう。水族館の中の描写は楽しかったです。生き物相手なので、あれこれ大変だし、水は重いものですから肉体労働も酷しいですが、夜勤中に水槽ひとりじめなの、すごくうらやましい。夜が明けなくてもいいくらい、贅沢にくつろげるな。2017/05/01

26
新刊棚から手にしたヤング本。う〜ん、薄いような…。好きなことを仕事にするかどうかは、意見が割れますよね。あたしは、仕事に好きを見つけて耐える感じかも^^;2016/12/21

ひぬ

22
読み放題。板前としての夢が絶たれ、同僚も次々と再就職先を見つける中、一人取り残された主人公・浩介が親父さんの親友にスカウトされ水族館に転職するところから始まる物語。今まで魚を捌いて客に出す仕事をしていた浩介が、今度は魚を見て楽しんでもらう立場に移る展開は面白かったです。果たしてこの仕事は自分に合っているかどうかという疑問を抱えながら仕事をする訳ですが、最終的に辿り着いた答えは良かったと思います。終盤で同僚・志帆とその父親との展開はちょっと出来過ぎな気はしなくもないですが、良いラストだったとは思います。2021/05/10

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