出版社内容情報
頻発する世界経済の混乱・危機に対する、各国政府の対応とその効果に見られるように、グローバル経済において国家の権威は明らかに衰退している。この本は、その衰退の原因を分析するとともに、国際官僚機構・超国家企業・国際カルテル・国際監査法人・マフィアなどに代表される「新しい権威」の実態を明らかにする。
内容説明
頻発する世界経済の混乱・危機に対する各国政府の対応とその効果に見られるように、グローバル経済において国民国家の権威は明らかに衰退している。この本は、その衰退の原因を分析するとともに、多国籍企業、ヘッジファンド、格付会社、国際監査法人、マフィア…などに代表される「新しい権威」の実態を明らかにする。
目次
第1部 理論的基礎(衰退しつつある国家権威;パワーのパターン;政治の限界;政治と生産;国家の現状)
第2部 経験的証拠(国家を超える権威;テレコム―コミュニケーションの管理;組織犯罪―マフィア;保険とビジネス―リスク・マネジャー;ビッグ・シックス―六大監査法人;カルテルと私的保護主義;国際機構―経済貴族)
第3部 結論(ピノキオ問題とその他の結論)
著者等紹介
ストレンジ,スーザン[ストレンジ,スーザン][Strange,Susan]
1923年生まれ。LSE(London School of Economics)卒業後、エコノミスト誌、オブザーバー紙記者、LSE教授、ヨーロッパ大学院(EUI)教授などを経て、93年よりウォーリック大学教授。1995‐96年度ISA(International Studies Association)会長。98年没
櫻井公人[サクライキミヒト]
1957年静岡県三島市生まれ。81年京都大学経済学部卒業、87年同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。阪南大学を経て、立教大学経済学部経済政策学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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