文春文庫<br> 逃北 つかれたときは北へ逃げます

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
逃北 つかれたときは北へ逃げます

  • 著者名:能町みね子
  • 価格 ¥713(本体¥649)
  • 文藝春秋(2016/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167907167

ファイル: /

内容説明

嫌なことがあった日のストレス解消って? ヤケ食い、フテ寝、買い物とさまざまな発散方法があるけれど、私の現実逃避は「北」へ逃げること。北海道、青森、岩手、宮城からグリーンランドまで、私を待っていたのは自らのルーツを巡るアレコレで……。北を求めた10年間を描いた“逃北エッセイ”。俳優・千葉雄大との特別対談も収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

436
タイトルに惹かれて購入。タイトル通りにひたすらに北を目指した紀行。内容はかならずしもそうではないのだが、どこか〝せつなさ〟を根底に感じさせる文体。確かに日常を〝脱〟するなら南。例えば波照間島とかバリ島とか。だけど日常から逃げるのなら北がいいかも知れない。私がこれまでに行った最北端は国内なら稚内、海外ならアンカレッジ(北緯61度13分)だ。本書ではグリーンランドのヌーク(北緯64度10分)。ほんとうに何にもなさそうな所だけど、やはり行ってみたいとは思う。寒いところには寒い季節にとは言うものの、夏しか無理。2019/08/05

T2y@

47
旅と言うより、故郷への逃避。 その向かうべき先は、楽園の如きリゾート地にお客様として迎えてくれる南国。ではなく、何もない北こそ相応しい。北海道、青森、新潟、長野、宮城、そしてグリーンランド。観光とは少し違うココロの癒し方。北の出身である身としては、シンパシーを感じ得ない。 2020/11/28

佐島楓

44
うーん、もうちょっと突き抜けたものを期待していたのだが・・・。2016/10/15

42
とても面白かったです。北へ行きたくなりました。能町さんは特に名所には行かれてないのですが、訪れている土地が素敵で心惹かれました。さみしくていいな。恥ずかしながら、北上したのが国内で、しかも長野くらいまでなので、もっと北へ行ってみたいです。寒いのは苦手ですが、雪景色や冷たく澄んだ空気は好きです。チームひとり旅いいなぁ。。2017/02/06

ユズル

34
北に住んでるとね~、逆に南に憧れちゃうのよね~ だから私的には『逃南』な気分で読んでました。淡々と書く文章は銀色夏生さん並みだけど、こちらの方が、ご自分の感想も交えてて面白かったです。バーチャル一人旅さえしたことないから、今度やってみます。2016/12/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11132876
  • ご注意事項