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内容説明
昭和の時代に活躍した人々の多くは、その子どものころ、戦争による飢え、ないしは飢えに近い体験をしている。だからこそ、めしが食える人間になろうとした一方で、決して、成功体験にあぐらをかくことはなかった。そして、そこには、わけもなく贅沢をする姿や、美食のための美食を追求する気質はみられない。果たして、食を通じて見えてくる、30人の素顔とは。
昭和を生きた人々にとっての食とは、心が安らぐ「食の場」を求めることにあったのではないか。昭和を中心に活躍した著名人30名の生き方と食の結びつきを探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niz001
6
人物のチョイスが好みじゃないかなーとスルーしてたんやけど、「文学ご馳走帖」と一緒につい購入。予想より楽しめたけど美味そうってのとはちと違う。2016/10/12
あー
2
さらりと読め、著者と会話をしている気分になれます。 良い意味で想像していた食のお話しでは無かったです。食という視点を通して、昭和の有名人の大切にしている考え方や知られざるエピソードを伺えます。良く知る有名な方から存じ上げない方も、不思議と親近感が湧いてきます。 また作中で紹介されている本も著者のコメントから読んでみたいな~と興味をそそられました。 2023/06/14
かよすこさん
1
とても読みやすかった。出てくる本いろいろ読んで見たいな、と思わせてくれる。2018/11/07
S_Tomo🇺🇦🇯🇵
1
昭和に活躍し、すでに亡くなられている方々からその人の食に関する逸話をまとめた一冊。著者と交流があり、その中での食の思い出に触れた人もあれば、本人の著作物の食に関する記述から、その人の食に対する嗜好や考えを考察したり、本人ではなく家族・知人の書いたエピソードを元にしている人もあり、人によってかなりばらつきはあるものの、食について下品な人間は登場しておらず、食に距離を置き節制していた人の話も心地よく読めた。戦中戦後の食糧難を体験されている方々ばかりだからかもしれない。2016/09/29
ごいんきょ
0
食の視点から三十人の文化人達を著者が語ります。私にとって全く知らない人も多かったですが、皆さん食については普通の人なんですね。 一安心。2017/01/11
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