空から降ってきた男―アフリカ「奴隷社会」の悲劇―

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空から降ってきた男―アフリカ「奴隷社会」の悲劇―

  • 著者名:小倉孝保【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 新潮社(2016/11発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103500612

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内容説明

ロンドン郊外の住宅地の路上で、ひとりの黒人青年がB777から墜落し息絶えていた。彼の持ち物はわずかな現金と携帯電話だけ。ジュネーブ、ケープタウン、アンゴラ、モザンビーク──SIMカードに残されたデータを頼りに事件の謎を追い、真相に迫るなかで見えてきたのは、現代の奴隷社会と言うべき過酷な現実だった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

72
ある日空から男性の死体が降ってきた。その男性の死因は、原因は何かということだけにとどまらずその背景が語られていた。アフリカという世界に置かれている立場、逆にそのアフリカという植民地を持つことにより潤ってきたヨーロッパ各国との格差を感じ取ることができた。ジェシカという女性のインタビューを基に進んでゆくルポにはイスラム教という宗教も大きく関わっている。無宗教と呼ばれる日本に住むものにとっては理解が難しい場面もあった。図書館本。2016/07/22

おかむら

42
2012年ロンドン郊外の路上で黒人青年の死体が見つかる。なんと死因は密航を企てた飛行機からの墜落死! ロンドン駐在の毎日新聞記者が事件を追ったルポ。コレ面白い! 副題が「アフリカ奴隷社会の悲劇」となってますが、もちろんそういう社会派ルポではあるんだけど、それよりもとてもワールドワイドなラブロマンスというか、かなりドラマチックな展開に一気読みだぞ!数奇だわー。分量も250Pくらいでちょうどいい感じ。2016/07/07

kawa

22
著者の他作品を読みたいリストに登録するぐらい、読みものとして面白く一気読み。内容は貧困格差問題。古くて新しいテーマ。アフリカの状況を追確認できて有益だが、本書の核心となる女性のインタビューは、1回数時間のみ。大丈夫なのだろうか。私が心配する筋合いはではないのだが……。 2016/08/26

イノ

15
ノンフィクションだけどタイトルに惹かれて。 よくありそうな密航に失敗した黒人男性かと思ったが掘り下げていくと悲しいドラマがあった。  アフリカの富豪に嫁いだ女性との出会いが彼と彼女自身の人生を大きく変えていく。  腐敗と汚職にまみれた社会と嫉妬と呪詛の文化にまみれたアフリカと、隣で経済も社会も豊かで燦々と輝くヨーロッパの対比やアフリカ人がアフリカ人をこき使う現在の奴隷社会といった個人ではどうしようもない現実が見えて辛い。    最後にわずかな救いがあるがただただ切ない。2017/01/16

4fdo4

13
ロンドン郊外で「ジャンボ機から落ちて死んだアフリカ人青年」が発見されたことから 始まるノンフィクション。 ロンドン、ジュネーブ、からケープタウン、モザンビーク。 アフリカ人青年の目的は単なる密入国ではなく。 白人と黒人、欧州とアフリカ、宗教間問題、主従関係、男女関係、アフリカ国内の問題と多岐翻弄された結果である事を 一つ一つ丁寧に調べ書き上げる。 その重厚さと映画かと思えるような展開は、毎日新聞 電子版(英文)で発信した際に英国とオーストリアの劇作家からコンタクトがあり多くの質問が来たのも頷ける。2017/09/24

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