坊っちゃんのそれから

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坊っちゃんのそれから

  • 著者名:芳川泰久【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 河出書房新社(2016/11発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309025087

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内容説明

大暴れして教師を辞め、東京に帰った坊っちゃん。それから坊っちゃんは街鉄の運転手に、山嵐は幸徳秋水に出会い大逆事件に巻き込まれ…。激動の明治を駆け抜ける話題の続「坊っちゃん」!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

41
アナザーストーリーの域を越えた感じです。至極真面目なパロディなんですが、やや行き過ぎかと。 2017/07/21

ようはん

16
タイトル通り夏目漱石「坊っちゃん」の後日談の小説で明治後期の社会主義運動に巻き込まれ運命が変転していく坊っちゃんと山嵐を描いている。明治後期の東京の雰囲気、片山潜や幸徳秋水らによる明治後期の社会主義運動の流れや大逆事件に至るまでの背景を知れたのは良かったけど坊っちゃんのキャラクターは原典と比べるとなんか違う感じがあるし、山嵐のキャラクターや辿った運命も同じ坊っちゃんの後日談作品である小林信彦の「うらなり」の方がしっくりくる。2021/10/23

すのーまん

6
教師生活がほんの短い期間だったことに改めてびっくり。で、その後どうなったのか気になってはいたんだけど…まさかまさか、これほど時代に翻弄されているとは。もうちょっと腰を据えて働きなさいよと言いたくなるけど、そんな時代だったんですかねー。胸のすくような快刀乱麻ぶりは原作に任せておいて、本作品では明治時代の混乱ぶりというか列強に必死に迫ろうとしている国家の様子がとてもよくわかりました。2017/02/01

su-zu

4
坊っちゃんも山嵐もキャラ変わってますけど…的なことは言ったら野暮なのかしら…。でも、気になる~坊っちゃんじゃなければ面白かったのに。2016/12/15

パーやん

3
坊っちゃんのそれから...と名乗るには漱石に失礼だよなぁと感じる内容。坊っちゃん多田金之助は松山を離れて東京に戻り不動産の営業マンをしたり印刷工をしたりしていたがやがて社会主義者を取り締まる刑事になる。一方、山嵐も松山を追われ東京で、吉原で見かけたマドンナ似の花駒を身請けする為にスリで荒稼ぎする。片山潜や幸徳秋水が登場し時代背景を描かれていて、思わぬ収穫かなぁと思ったが、坊っちゃんとは全く繋がらないなぁ〜と。2017/03/16

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