内容説明
新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。地道に捜査をする愛香などどこ吹く風で、貴族探偵は執事やメイドら使用人たちに推理を披露させる。愛香は探偵としての誇りをかけて、全てにおいて型破りの貴族探偵に果敢に挑む! 事件を解決できるのは、果たしてどちらか。精緻なトリックとどんでん返しに満ちた5編を収録したディテクティブ・ミステリの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
aquamarine
96
今回はすべての話に女探偵が出てきて彼女視点で話が進みます。設定から言ったら彼女は優秀なはずなのに、なぜかなかなか正答にはたどり着かず、貴族探偵側がさらさらっと…というパターン。まあ、貴族探偵は今回も貴族なわけですが。どちらの探偵にも思い入れできないので結構さらさらっと読んでしまうのですが、それでもさすが麻耶さん、どの短編もきちんと本格です。最終話のオチが笑ってしまいましたが良かったです。そして原作よりかなりコメディタッチにされたドラマ版、私は結構好きです。オリジナルの要素もあるようでそちらも楽しみです。2017/06/02
セウテス
91
【貴族探偵シリーズ】第2弾。本名も経歴も不明だが、其なりの身分の人物だという探偵。彼は事件が起きると、使用人たちと事件現場に現れ使用人たちに調査を任せ、推理さえも使用人に任せる。「探偵とは事件を解決する者、過程は関係ない」というが、彼のスタイルなのだ。本作は高徳愛香という女性探偵の視点で語られる推理合戦、すなわち同じ手がかりから各々の解答を出し会う5作の短編集だ。先ず愛香が事件を発見し推理する、それを如何にして引っくり返すのか、倒叙ミステリと同じ様な愉しさが最高。しかも正解への道は遠い、いやぁ考えますよ。2022/04/08
よむよむ
87
貴族探偵の続編。今作はタイトル通り新米女探偵が登場する。数々の事件現場で図らずも貴族探偵と鉢合わせする女探偵。その為どちらが犯人を、事件を解明するかと競うことになる。しかし女探偵の推理は詰めが甘くいつも貴族探偵に、いや、使用人たち(⁉)に推理を引っくり返されてしまう。二人の探偵が登場することにより、作者は複数の推理を用意せねばならず、やや強引なところもあるが、ふむふむと感心してしまった。1度で2度おいしい面白い作品だった。2017/05/26
カメ吉
84
何とも言えない作品でした。5話からなる短編集でワンパターンな展開で読む度にまたこのパターンか?と読めてしまいました。 少し稚拙なイメージがしました。 髭探偵も女探偵も使用人もキャラ的に作り話感が強くちょっと白けた。4話は叙述トリックでしたが文章が雑で解決後もスッキリ感が 無かった。もしこのシリーズが続くのならもう1作は読むかも知れないけど同じならこの作者は合わないでしょう。2017/01/10
koma-inu
74
自らは推理しない貴族探偵シリーズ第2弾、5短編集。今回はライバルの女探偵が表に立ち、やや1作目より控えめか・・と思ってましたが・・4話目「弊もとりあへず」に、やられました!この話の○○トリックは、ホント凄い!です。初見では何々?と思いましたが、再読で、視点をここから見るのと、こっちから見るのでは、こう解釈されて・・と、仕掛けの全貌が分かると、脱帽!捻りが効きまくりのため、好みは別れるかもしれませんが、摩耶さん好きの方は、読んでビックリ出来る秀作です。2023/03/12




