電撃文庫<br> 魔女は月出づるところに眠る 中巻 ―月を引き下ろす者たち―

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電撃文庫
魔女は月出づるところに眠る 中巻 ―月を引き下ろす者たち―

  • ISBN:9784048662789

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内容説明

恵奈の親友、里弥は、天才魔女ダイアナの弟子となり、急速にその力を伸ばしていく。そんな里弥の元に、二人の魔女が現れた。彼女たちは新ヘロデア派の使い。近々復活すると予言されている魔女の主オリエンテ婦人を見つけるためだけに、いくつもの町を滅ぼしている、狂気の魔女集団。親友さくらの事も、新ヘロデア派が原因だった。友の仇を討ち、町と家族と恵奈を守るため、戦いに身を投じる里弥。彼女にはダイアナという無敵の師が付いていて、歴戦の狼も味方になった。みんなと一緒なら、悪い魔女なんかに負けはしない。必ず平和な日々を取り戻せる。里弥は、純粋にそう信じていた。この先待ち受ける運命など、彼女は何も知らなかった……。 佐藤ケイが贈る壮大な魔女奇譚、中巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

17
新たにダイアナを師とし魔女の修行に励む里弥。さくらの無念,そして恵奈や町を守る為力と自信をつけていくも新ヘロデア派に加入した新たな魔女の襲来により全てが覆ってしまう…。まどマギ系魔女奇譚中巻。さくらの死によって闇堕ちしそうになった里弥だったけど、ダイアナの弟子になることで志が正しい方向に向かって良かったよwダイアナとのケーキ騒ぎは明るくて立ち直れてこれでもう大丈夫かな?と思ったら…案の定のダイアナさんの最期に連鎖して母親の死去,そして信じていたアンドレイの凶行のようなものを見てしまい闇堕ちしてしまう…。→2014/04/08

まりも

14
QB的なモノがいないダークで重たい魔法少女モノなのは変わらず。今回も面白かった。今回は里弥メイン回。師匠であるダイアナもアボンドだけじゃなく母親まで死んでしまう事でどんどん追いつめていくとか鬼過ぎる。味方であるアンディとも行き違いがありどうしようも出来ない溝ができてしまったな。巻を重ねるたびに過酷さが増していく本作ですがせめて最後は幸せな終わり方をしてほしいと思います。レイチェルの存在がどう影響するのか次巻が気になりますね。2014/01/13

T.Y.

13
ダイアナに弟子入りし悪魔退治に頭角を発揮する里弥だが、新ヘロデア派の首領サロメに取り入った二人組の魔女に襲われる。退場が予想された人は案の定死んで、この絶望感と取り残される感覚。魔女狩りを仕事とするホルダ派のアンドレイは割といい人だし、敵の魔女二人も実はサロメを狙っていたりするのだが…協力できたかも知れない者達が行き違って悲劇に向かっていく様が圧巻。レイチェルの正体も明らかになったが、神なき世界では天使もそう規定されるということか。恵奈のオリエンテ婦人の再来としての才能? は何を齎せるのか。2014/01/13

みーこ@ただのねこ(春毛)

12
巻末の用語集まで読んでようやっと想像がつくこともあるなぁと感じる。本人すら知らないダイアナの真の名を、なぜマスカラミアが知っていたかとか。私が見落としてただけかもしれないけど。これからの展開が想像もできなくて、次の巻の発売が待ち遠しい。2014/01/17

天涯

11
魔女ダイアナの弟子になった里弥がほぼメインの話。登場人物が容赦なくリタイアしていくのは相変わらず。アンディが意外に良い奴だったのと、レイチェルやダイアナとの関係に驚いた。オリエンテ婦人の正体はあからさまだったが、これからどうなるのかが楽しみ。ハッピーエンドを望むが、上手い終わりかたをしてくれれば満足。2014/01/10

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