成田屋の食卓 團十郎が食べてきたもの

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成田屋の食卓 團十郎が食べてきたもの

  • 著者名:堀越希実子【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 世界文化社(2016/10発売)
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  • ISBN:9784418165124

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内容説明

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市川團十郎の夫人、堀越希実子さんが作る季節ごと、行事ごとの成田屋の食卓を通して、その料理にまつわる様々な思い出、エピソードをまとめる。料理のレシピも掲載。テーマは食卓を通して見えてくる家族の風景であり、歌舞伎の家、市川家の一年である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りずみぃ

58
歴史ある名家に嫁ぐというのは、自分を空っぽにして、伝統やしきたりで自らを満たし、次の世代に繋ぐ事なのだと読んでいて思う。すごく柔軟に務めを果たされている姿が凛として美しい。料理を通してどのように市川家を支えているか綴ったエッセイ。優しい語り口と綺麗に盛り付けられた料理に癒される。よっ、成田屋。素敵な一冊だった。2019/03/22

Kei

34
漠然と聞いたことはあったけれど、成田屋を認識したのは、宮尾登美子さんの、きのね、から。新聞連載を待ち望んだ記憶があります。先代団十郎は、10年間も白血病で、闘病。そして、ご存知の今。最終章は、涙、涙です。ただ、しきたりや美しい写真、美味しそうなレシピの数々。中味の濃いエッセイです。成田屋、数奇な運命なのかもしれません。2017/05/17

たんぽぽ

33
真似したいお料理…というより、こんな暮らしもあるんだなぁ!と美しい暮らしを拝見したって感じ。 ご自宅の屋上のお花見、うにをたっぷりとのせた鯛のカルパッチョ、伊勢海老のフライ…ため息が出そうです。 箱入り娘が歌舞伎役者に嫁いで、子宝に恵まれ、日々の努力を重ねながら充実した日々を送る。 絵に書いたような幸せだったはずなのに、突然、夫が病と戦うことになる…人生ってわからないですね。2017/04/26

まつこ

29
最後に料理レシピが載ってますが、料理本というよりはエッセイ、自叙伝ですね。やっぱり良い食材を使って美味しそうな料理を食べてるんだなぁ…。団十郎さんが病に倒れてからの描写にウルウル。麻央さん、元気になってほしいな。2017/01/21

ichi

25
【図書館本】麻央ちゃんのことはそれほど書いてありませんでしたが、とてもよい嫁姑関係だったのだなぁ。と感じました。家族のためにまず「食」が大事。と考え直させられる一冊。レシピも数々あり。2018/02/17

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