幻冬舎新書<br> 月9 101のラブストーリー

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幻冬舎新書
月9 101のラブストーリー

  • 著者名:中川右介【著】
  • 価格 ¥1,358(本体¥1,235)
  • 幻冬舎(2016/10発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344984356

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内容説明

一九八七年四月にフジテレビのドラマ枠となってから、都会を舞台にした若い男女の華やかな恋愛物語を徹底化させた“トレンディドラマ”で革命を起こし、爆発的なヒットを飛ばしてきた「月9」。
ヒロインの最新ファッションや人気スポット以上に、人々を熱中させたものは何だったのか? 私たちは何を投影し、共感したのか?
絶頂期の『ロンバケ』を含む三十九作品を中心に、「月9」が連続ドラマの頂点に立つまでの十年の軌跡をたどる。
ドラマこそ今を映すジャーナリズム。恋愛ドラマとバブル経済と日本の興亡が重なる壮大な歴史ノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

47
月9の歴史。初期からロンバケまでの10年間の各作品を紹介してるんだけど、ただのドラマ史ドラマ評ではなくて、主演女優男優、脚本家、プロデューサーの栄枯盛衰の面白さたるや! さらに楽しいのは同時期の政治社会経済状況を入れ込むところ。その入れ方が! 「赤名リカが雨の中をひとり帰っていった三日後の1月17日、アメリカ軍を中心にした多国籍軍がイラクへの攻撃を開始した」とか!。もう文章が面白いったらないわ! あと無名の木村拓哉が天下とるまでの歴史としても大変楽しい。分厚い新書だけど楽しすぎて一気読み!2017/01/19

akihiko810/アカウント移行中

16
月曜日夜9時のフジテレビのドラマ「月9」の、1987年から96年の10年間の歴史を、当時の社会情勢と共に振り返る。印象度B+  「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「一つ屋根の下」「あすなろ白書」「ロンバケ」…数々の高視聴率ドラマを振り返る。今や月9は「ちょっと時代遅れの、人気取りだけのドラマ」なイメージがあるように感じるが、間違いなく日本カルチャーの最先端な時代もあった。トレンディドラマは「月9」発だが、それもバブルの1,2年だったとは知らんかった。2021/11/06

まさむね

9
フジテレビの月曜九時、通称「月9」の始まり1987年から1996年の「ロングバケーション」までのドラマの歴史。それは「フジテレビの時代」の歴史でもあり、途中から「月9」にも大きく関わってくるSMAPの隆盛の歴史でもある。この時期に読むことも含め、いろんな意味で感慨深い作品。2016/12/21

ダンボー1号

8
2017年の今 「月9」「月10」に何が放送されているのか全く知らない知ろうとしない時代が来るとは当時のW浅野・中山美穂・鈴木保奈美・陣内三上 も知らない。キムタク時代までの視聴率20%超えは当たり前。時には30%超えるときも。そして自分の記憶振り返ると全話見た月9は「振り返れば奴がいる」しかなかったと気づく。10%超えも厳し「自分テレビ見ない人だから」とすかす今 数十年後「あの時のドラマ見た?」と思い出共有することなく人気のユーチューバーは数十年たってもネットで再生されるのか?昔のまま 年喰わぬ容姿で2017/02/22

nadaha

6
非常に面白かった。月9の成立経緯と、主演陣と、プロデューサーと、脚本家に焦点を当てたロンバケまでの月9史。中川氏の語り口がやっぱり大好きで、当時の世相と女優や裏方、政治など広範な知識に下支えされた芸能史観は読んでいて勉強になるし、同時代性や比較文化論として、楽しい。東ラブ、101回目、ひとつ屋根の下、ロンバケ…様々な伝説を残した月9は芸能史を語るうえで外せないジャンルだなぁ、と改めて感じた。SMAP本に至る伏線と見られる記述も多くあって、来週発売の新刊もとても楽しみ。2016/12/06

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