内容説明
“朝ドラヒロイン”に劣らぬほど、魅力的な女性たちがいた! 明治から戦後まもない頃まで、男尊女卑の風潮が強かった日本。女性にとって逆風の時代において、自らの手で、新時代を切り開いた7人の女性たちがいた。ある者は投獄され、またある者は騙されて異国の地で身売りされ……。苦境から立ち上がった彼女たちの波乱の生涯に、物語を超えた驚きと感動を覚える一冊。序章では、NHKドラマ『べっぴんさん』のモデルとなった坂野惇子の意外な一面についても触れている。【目次】より●津田梅子――近代女子教育の先駆者 ●羽仁もと子―日本初の女性ジャーナリスト ●福田英子――自由をもとめた東洋のジャンヌ・ダルク ●下田歌子――明治国家に愛された女子教育者 ●吉岡弥生――女性医師の道を切り開いた教育者 ●岡本かの子―剥き出しの愛を文学にたたきつけた作家 ●山田わか――数奇な半生を経て母性の力を訴えた思想家
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bammbi
5
さらっと読めてしまったので、機会があったらそれぞれの生き方をじっくりと読んでみたいと思いました。2016/12/14
あお
2
津田梅子や羽仁もと子など。男尊女卑の強い時代に信念を貫いた女性たちの生き様。2022/02/04
たなぼたん
0
帯の通り、どの女性をとっても朝ドラになりそうな魅力的で強いノンフィクションを読むことが出来ました。男尊女卑が当たり前とされる世の中において、その世のあり方に疑問を持ち知識教養を身につけ果敢に立ち向かって行った女性が大勢いたのだと思うと勇気づけられます。ほかの方も言っていたとおり、もっと個々人について知りたいとも思いましたので、特に興味をもった人物について掘り下げていくという導入には良い本です。2017/02/15