内容説明
「自閉症」「アスペルガー」などは誰もが知る言葉だが「親の育て方が悪いから」「ゲームばかりするから」など不正確な知識や偏見も多い。現場で診断にあたる小児精神科医が症例や最新研究をもとに誤解をとき、正しい理解と対応を訴える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らむり
33
子供の発達障害中心でした。大人を知りたかったんですが。2016/10/22
りんふぁ
3
これはわかりやすい。具体的なケースもあるし、医療用語や専門用語もわかりやすく書いてある。良書です。2016/10/26
魚
2
共感的支援で解決できないのが発達障害、という考え方に驚きと納得と反省。タイトル通り「発達障害とはなにか」と釈然としない思いを抱えていたところ本書を見つけた。入門としてとても良い本だった。2021/10/10
Asakura Arata
2
発達障害の教科書として使える。押さえるべきところは全て抑えてある。今度くるPSWに読ませようと思っている。2017/01/24
バスタ
1
こういった分野の知識がほとんどない状態でこの本を読み始めたが、筆者がお医者さんということもあり、とても理解しやすかった。また、具体例を用いた丁寧な説明が印象的であった。内容についてだが、発達障害を抱える人々の特徴ある言動や行動をいち早く察知し、それを注意するのではなく理解することが大切で、また状況によっては手助けをすることも必要であると思った。筆者も述べていったように、こういった社会を作り上げることが、この症状に悩む人々を助ける一番の近道なのだと思う。2018/12/17