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内容説明
2016年は帝王マイルス・デイヴィスの生誕90年イヤー。自伝映画『マイルス・アヘッド』も近日公開。マスコミ嫌いで有名だったマイルスに最も近づいた日本人による真実の声の数々。本人へのインタビューと関係者100人以上の証言で綴る「決定版マイルス・デイヴィス物語」が待望の文庫化!「それなら誰にも書けない本を書けよ。なにしろ俺のことは、ずいぶん間違って伝えられているからな」――マイルス・デイヴィス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大奥のじぃ
22
ジャズの帝王と呼ばれるにふさわしい、天才トランペット奏者であり天才作曲家の伝記である。好き嫌いなど論外なくらいの影響力は音楽史の中でも逸材としか言えい。1930年代の黒人差別のアメリカでやはりプルジョアジーの家庭に生まれ育つ彼を育み伸ばしたのが皆超一流の人々が周りから支えるのだ。そして革命的な音楽スタイルを戦略的発想で作り上げていく様は起業家に近い。小川氏はしっかりとマイルスを掴み描いてらっしゃる。2020/04/11
かんたろー
13
マイルスのCDを聞きながら読了。素晴らしい音楽で、マイルスを素材に書いた本に駄作なし。本当に素晴らしい。2016/12/04
owl&shepherd
6
聴き始めたのは81年の『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』以降。そこから、古い時代へさかのぼった。すれ違ったまま終わらずに済んで良かったと思う。2016/12/27
秋色の服(旧カットマン)
5
小川隆夫さんは信頼できる。それはこの人がインタビューを通じた1次情報を提供するからである。また、実際にジャズギターをたしなみながら、謙虚に音源や資料に当たってきたからでもある。菊地&大谷のは世間の注目を浴びたが、どうもあの何でもかんでもフロイト的な父子憎悪や、医者でも何でもないのに双極性障害だとか病名つけてミュージシャンを論じる視点はやはりおかしいと思う。2018/12/11
ゆあさよ。
4
おれはマイルスの音楽をぜんぶ聴いたことがあるわけではない。しかしその発言やつねに新しい音楽を作っていく姿勢、ジャズの因習打破を「ものすごくパンクロックだな」とおもい手に取ったのが本書である。著者のマイルス愛に溢れていており、しかし「ネガコメ一切受け付けません」のスタンスではなく客観的なデータやインタビューにもとづいて記載されている。そのため本書を読んでいると下手な小説よりもマイルスという人物像、その幻影が浮かび上がってくるようである。これが日本のみの出版だってんだからおれたちはいい国に生まれたものである。2018/10/01
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