- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
ナムコに入社して以来38年、
社長就任後は赤字300億円というどん底も経験して、
とにかく、どんな状況でも「ヒットを生み出す仕組み」や、
「ヒットを生み出す人」の共通点を何度も何度も考えてきた
バンダイナムコホールディングス会長の石川祝男氏。
そんな石川会長が今、とにかく社員に伝えているのが、
「元気よく暴走しなさい」
という言葉です。
というのも、「大ヒット」と言えるような大きな仕事は、
決して多数派のなかからは生まれないからです。
より正確に言うならば、
「ヒットは多数派から生まれるけれど、大ヒットは少数派から生まれる」
という原則が、仕事には必ず存在します。
これはゲーム業界に特化したことでもなければ、
ソフト産業だけにかぎった話でもありません。
どんな仕事でも、
業界や会社の歴史に残るような大きな成果というのは、
初めは10人中、反対する人が7人はいるような、
「少数派」の中から生まれます。
本書では、たとえ少数派でも、
いや、少数派のときこそ、
自信を持って大きな成果を出していける
「暴走のすすめ」について、くわしく紹介していきます。
*目次より
第1章 ヒットは多数派、大ヒットは少数派から生まれる
第2章 元気よく暴走しなさい
第3章 数字より面白さにこだわれ!
第4章 失敗する人だけが、進化する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
経営者としての処世訓なんでしょうけど、子供の心をいかにとらえるかという視点が非常に軽んじられているように感じてしまいます。大ヒットの影には数多くの失敗があり、その失敗には買ってしまって悲しい思いをしている子供たちが大勢いるはずなのですがそれに対する思いやりが感じられません。バンダイ・ナムコの顧客軽視の姿勢はトップからということが理解できました。2017/01/24
たいそ
5
エンターテインメント分野でものづくりをしている人の心得。「少数派マインドを持つ」「MUST仕事とWILL仕事」「圧倒的なナンバーワンとは」「『何がヒットするか』と『何をヒットさせたいか』アプローチの違い」「仕事における自主独立」といったことが参考になった。他との比較による相対的な考え方ではなく、自分の強み、主観を確立して絶対値で考えるようにしたい。「知っているよりも好きであるほうが、好きよりも楽しいほうが、よりいい仕事ができる。」 ところで、自分は未だにバンダイとナムコを一つの会社として認識できていない。2017/01/28
yyhhyy
3
熱量が大事だちいうことが自叙伝や社内事例で繰り返して言及されたもの。でも年を重ねるほど、この熱量の大事さが身にしみる。2025/03/15
ゐわむらなつき
3
「元気よく暴走しなさい」バンナムの大ヒットはこういう熱意から生まれてきたのだなと感心。「遊び」をクリエイトする企業はやはり上層部にビジョンがある。石川会長の話にはおよそ共感する部分が多かった。数字上のナンバーワンより主観的に認められたナンバーワンの方が嬉しいだろうし、私もそれを目指していきたい。あとは心は熱く、頭は冷静にを心がけたい。2017/03/09
乱読家 護る会支持!
3
バンダイナムコの会長が書いた、大ヒットを出す為の秘訣。ヒット作は誰にでも作れるが、大ヒット作は、個人の才能や能力によって生み出されるものではなく、たった一人の並々ならぬ「熱意」によって生み出される。だから、社員には「元気よく暴走しなさい」と伝えている。などなど、、、書いていることは、よくいろいろな本に書いてある事ですが、実際に実践するには、自分の判断への自信と経営への危機感を持たないとむずかしいですね。2017/02/05