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内容説明
【最期の葉書に、あなたは何を書き、何を残しますか？】
『10か月後、人類滅亡は決定的となりました』 地球消滅へのカウントダウンが始まる中、日本政府は『銀河ロケット事業団』を設立。国民一人一人から最期のメッセージとなる葉書を携え、宇宙船『銀河ロケット号』は遠い銀河へと旅立つ。自分を置いて出て行く家族を、乗せて走るバスの運転手。母の葬式を出すために集まった、疎遠だった三姉妹。“葉書”に意味を見出すことができない、元郵便局員。最期の葉書に、あなたは何を書き、何を残しますか？ 純粋抽出ヒューマンドラマオムニバス、完結。
(C)2016 太田垣康男/スタジオ・トア (C)2016 YUUKI OHTA
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
35
forget me not. SF的には正しい終わり方。まさか本当に届くとは思わなかったが笑2019/09/29
緋莢
7
巨大隕石衝突で地球滅亡が迫る中、日本政府は国民一人一人から最期のメッセージとなるハガキを宇宙船へ乗せ、遠い銀河へと飛ばそうとしていた。「安全」を第一とするバス運転手の父親、彼は自分を置いて出ていく家族を乗せて、バスを走らせるが・・・2016/11/04
纏
1
完結。終末が間近に迫った時、自分が人生で最高に思い切った行動をしたとしても、暴徒のようにはなるまいと思った。そんなことをすれば、死んでも死にきれないだろうから。2018/07/11
mt.gucti
1
わかってたけど報われないお話。太田垣さんのエピローグが流石というかなんと言うか、ＳＦ的に落ちました。2017/10/19
なけなしの不安要素
1
世界の終わりが目前に迫りつつある状況下で、もがき続けるキャラクターたちが愛おしく思えた。退廃的な世界でも妙なすがすがしさがあったのは絵柄のおかげだ。全体的に哀切が漂っていて好みだが、エピローグの宇宙人に銀河ロケットが届くシーンはいらない気がした。そこがなければ、非常に良い作品だった。2017/04/06
