電撃文庫 放課後限定勇者さま。

著者名：七飯宏隆【著者】/八重樫南【イラスト】

KADOKAWA（2016/12発売）

• ISBN：9784048678148

内容説明

『将来の夢はニート、もしくは引きこもり』である人生マイペース主人公・格里終夜は、なぜか突然異世界に召喚された。そして、いかにもファンタジー世界な宮殿の中で、露出が激しい装備品を着けた美少女から、「ともに魔王を倒してくれ」と誘われた。よくよく話を聞いてみると、どうやらぼくは勇者らしい……って、なんだ、このベタな展開は!?今日びゲームでもそんな展開は飽きられてるってのに……。てか、ぼくはただのニート志望の高校生なんだけど。──そんなニート“勇者”が世界を救う!?露出豊富な王道ストーリー登場！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[fap]

知力と体力と能力を振り絞ってようよう倒した敵が、実は単なる斥候役でした。 一冊のお話としてはこの展開と結末に不満はないけれど、主役たちのこれからを考えると 人事ながら心配になる。 勇者パーティは未だ組めずとも、きっといつか魔王を倒せますように。 メンバーが増えても主人公が空気になりませんように。 できればそこまでシリーズが続きますように。

2015/06/22

[鰐雨]

意外にも面白かった。とはいえ、後半、ダエルノマでの展開はどうかと思わざるをえない。ダエルノマの領主とか、主人公たちの障害になって一悶着あるかと思ったら、いきなりただの説明キャラに成り下がってるし。ヴリルとのバトルも、なんだか消化不良だし。キャラと設定が良いだけに、最後の最後で微妙なストーリーなのは非常に残念。

2015/02/26

[ご主人様見習い]

並行世界がある設定で主人公が、並行世界にワープできる能力を持っている。 ワープ能力の主人公というだけで、ご都合主義過ぎ。 ヒロインが勇者探ししている時に出会い騒動がおきる。

2013/11/12

[真林]

ニート志望の高校生が勇者として異世界に召喚される、よくある感じのお話。何気に主人公が異能持ちだったりと工夫は各所にみられるけど、ありきたりな作品を脱しきれていなかったと思う。後半はまあまあ面白かったものの、前半の見返りもなく突然召喚しておいて、協力しろ→嫌だ→以下ループの展開は読んでいてイライラしてしまった。イラストが可愛くなかったら投げ出してしまうのではなかろうか。

2013/08/02

[ている]

協力して当然と思う方にもイラッとするが、結局なあなあで助けちゃう方もなぁ……いやまあ、仕方がないとは思うけど。普通は見捨てられないわな。ストーリーは王道でした。

2012/06/09