内容説明
社交や恋愛に興味がなく、刺繍だけをして生きていたい伯爵令嬢のアウローラ。今日も夜会で壁の花になっていた彼女にぶつかってきたのは、ひとつの指輪。そして、“氷の貴公子”と名高い美貌の近衛騎士・クラヴィス次期侯爵の「私はこの人を妻にする!」というとんでもない宣言で……!? 第三回アイリス恋愛ファンタジー大賞銀賞受賞作が、大量書き下ろしで満を持して登場☆
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
43
指輪の当たった人を婚約者に…。口数の少ないヒーローと、刺繍命なヒロインの奥手な王道ラブコメ、楽しかったです。あれっ?きれいに終わってたけど続編が…読むしかないですね。2017/09/16
ぐっち
27
4巻目を読んで再読。フェリクスが奥手で初々しくてよいですね。ヒロインのアウローラも、フェリクスのことを最初から大切にしててええコやな~と思います。2018/07/15
しましまこ
21
レビュー買い。恋愛オンチ同士ってのが楽しい!2018/10/07
ゆうな
19
★★★★☆ヒーロー超美形で超ハイスペックなのに人づきあいや処世術が苦手な不器用さんで,そんなヒーローを放っておけないって思っちゃうヒロインとの関係がよかった。一方ヒロインは刺繍が趣味の生き生きとした女の子で,いざというときには肝も据わっていて好ましい。口下手だったヒーロー夜会から急に甘い言葉を吐き始めたから王太子が魔法でもかけたのかと思ったら何もしてなかった(笑)たぶん彼の中でヒロイン大好きスイッチ振り切れちゃって黙っていられなくなったんだね。まだ初心な2人なので糖度はほどほどだけど,非情に微笑ましい。2018/05/22
陸抗
17
大量のお見合いにうんざりしたフェリクスが、指輪が当たった女性を婚約者にすると指輪を投げつける。夜会の隅っこでドレスの刺繍を眺めてたアウローラに当たり、そこから仮の婚約が始まった。社交界に慣れてないけど、人見知りで不器用な婚約者の為に奮闘するアウローラと、彼女に出会い、苦手な事にも立ち向かうフェリクスの、互いを大切に思い距離が少しずつ縮まってく過程が良かった。周りの人たちも個性的で楽しく、開けてはいけない扉を開いた人もいるけど…。これからどうなっていくのか、楽しみ。2019/03/26