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内容説明
草間彌生、村上隆、奈良美智、会田誠、山口晃……他に類を見ない、多数の重要な日本現代アートを有する高橋コレクション。全国でコレクション展を毎年開催するほど、日本の文化・芸術への貢献は多大なものです。難しいと言われる現代アートの魅力を高橋コレクションの作品から解説し、アートを見極めるコツを教えます。また、美術業界の世界潮流や、文化行政についてなど、コレクターだからこそわかるアートシーンへも提言します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
75
先日、天王洲のWHAT MUSEUMで「高橋龍太郎コレクション ART de チャチャチャ」を見て、その高橋龍太郎をよく知らなかったので、この本を読んでみた。日本屈指のアートコレクターである著者が、いかに日本現代美術のコレクションをしているか、いかに日本現代美術が魅力的かを語る。さらに日本の美術に対しての問題点も述べている。どうやったらこれだけの美術作品を買えるの、医者ってそんなに儲かるの、と思っていたが、美術への愛のなせる技ということが伝わってきた。もちろん、私なんか一つだって買えませんけど。2023/09/03
mayumi225
14
大原美術館展に行ったときに,美術館の姿勢みたいなものに感動すると同時に,初めてコレクターってすごい!と実感した。この本は現役コレクターからの視点で書かれたあれこれ,特に極めて実務的なコレクションのノウハウなどが淡々と書かれているのが新鮮で興味深かった。もしお金を大切にしたいなら国際価格で500万円を超える作品だけを揃えよ,とかね。なるほど。ためになる。誰か資金くれーぃ。それはともかく,絵を所有するという浪漫がちょっと身近に思えたし,展覧会や画廊を楽しむ視点がまた少し増えて面白かった。2017/01/27
サイバーパンツ
10
日本人作家オンリーの現代美術コレクターによるアートへの手引き。前半は著者の現代アートへかける想いを綴った恋文のような文章と共に日本の作家が紹介されており、エッセイ混じりの入門書のような感じ。興味深いのは後半からで、文化予算の貧しさに美術館のあり方、海外の動きなど、日本のアートワールドの現状や問題点を炙り出しながら、最後はアートの買い方まで教示、コレクター指南書にもなっている。アートを買いたいと思わされる内容だったが、流石にそんなお金はないので、金銭に余裕のある人に任せます。2018/02/21
森
9
サブカルアートの今と、現代美術の世界、日本の市場について、精神科医の著者が記載、鋭い見方もあり、大変面白い本です。良い本です。2017/03/16
舟華
9
高橋コレクションって案外有名だから、失礼な話、それを自慢する本かと思っていました。高橋さんごめんなさい。読む人の立場の差なのでしょうが、私の感想としては「手厳しい!でも現実なんだよなぁ」でした。資金に余裕のある方が、もっと日本のアーティストのコレクターになってくれたらいいのに、としみじみ思う。有名どころの作家さんについての記述もあるので、知るにはいいかもしれない。2017/02/01