内容説明
寺子屋で子供たちに読み書きそろばんを教える浪人者、久留里一太郎。 しかしその正体は、津無時円風流を使い、世の悪党どもを切り捨てる怪傑赤頭巾であった! え? 時代小説ですよね? いえいえ、ただの時代小説ではありません。剣豪・久留里一太郎、実はちょっと早トチリな名探偵でもあるんです。鬼才が贈る、まったく新しい時代推理の登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
6
2009/1/10 ジュンク堂住吉シーア店にて購入2011/12/8〜12/10親の敵討ちを狙いながら、悪人どもを成敗する正義の赤頭巾侍としても活躍する久留里一太郎を主人公とする連作ユーモア時代ミステリ。毎回同じような展開ではあるが、定型の良さ、つまり水戸黄門的安心感がある。こういう作品は徹底的に楽しめば良いのだ。最後に旅立ってしまったが、続編は無いのであろうか。2011/12/10
眠たい治療家
6
こんなのも好き。水戸黄門のように、事件発生から解決までがパターン化されているが、その中で落語で言う「くすぐり」も入れられていて、実にバカバカしく良かった。サクサク読める。2009/12/04
ニョンブーチョッパー
1
◎2010/04/07
つーりん
0
これは・・・微妙な。作者さんの持ち味なのか。起承転結でいえば承で終りました的な。2016/07/01
キートン
0
良くも悪くも鯨さんらしい作品。 とんち探偵一休さんみたいに、今度は旅先で事件を解決してくれないかな?2015/12/04