NHKブックス<br> 気候変動で読む地球史 限界地帯の自然と植生から

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NHKブックス
気候変動で読む地球史 限界地帯の自然と植生から

  • 著者名:水野一晴
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • NHK出版(2016/10発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140912409

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内容説明

大陸移動の時代から温暖化の危機が叫ばれる今日まで、地球は気候変動などの環境変化によりその姿を大きく変えてきた。特に、極度の低温や乾燥を受ける限界地帯では、わずかな変化でも自然や植生に著しい変化が起こり、時には、生態系そのものを脅かすこともある。本書は、著者がこれまで経年調査を続けてきたアフリカ高山帯や砂漠地帯を中心に、1億年から1日までのさまざまなタイムスケールで、世界の限界地帯で起きた気候変動が、自然と植生、さらには人間の生活にもたらした影響について解説していく。(本書はカラー写真を含みます)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

31
テーマ毎自然史、地誌と行った内容の本。気候がトリガーになっている話は多いがそこまで気候変化が全面に出ているという感じはしない。あまり他の本で詳しく論述されることが少ないアフリカサブサハラ、特にナミビア当たりがテーマの章が多く興味深い。ただ章内で舞台がアフリカから日本に飛ぶことが多いのはやはり少し落ち着かない。編集に工夫が有れば尚よかったと思う。2021/12/11

belier

4
この著者の本は3冊目だが、同じネタの使いまわしが多い。それが不満かと言うと、記憶力が絶望的に貧弱な人間にとってはありがたいことだった。なんか悲しいが。著者のナミブ砂漠へのこだわりは今回も伝わった。あと、最終氷期の寒冷化とその後の温暖化によって日本の地形も大きく変化したが、現代の都会にも痕跡が残っているという。それを東京、名古屋、大阪の電車の路線で解説しているのが秀逸だった。2023/08/21

osakanazuki44

3
1億9千万年前に、ローラシア大陸とゴンドワナ大陸に分かれる。ゴンドワナは、アフリカ、南アメリカ、インド、南極、オーストラリア、マダガスカルに分割される。「限界地帯」では、わずかな環境変化が目に見えるほどの大きな変化となって生じてくる。ミミズのつくる団粒構造が森林を生かし、洪水を止める役目をしている。アフリカ、インドでの調査経験があり、写真など資料が豊富。東南アジアやオセアニアの気候や風土も知りたいなぁ。2019/11/08

みやこっぷ

3
めちゃくちゃ時間かかって読みました。アフリカについての理解が深まって面白くなりました。2019/04/08

shizuca

2
必要に迫られて読みました。今思うけれど、こういった複数の教科にまたがる合同授業をたくさんうけたかったなぁ。2022/12/23

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