活字中毒者の魔本探索、あるいは裏図書館のこと ―マホタン―

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活字中毒者の魔本探索、あるいは裏図書館のこと ―マホタン―

  • 著者名:伊咲ウタ【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2016/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063808834

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内容説明

魂を持つ魔本が封じられた学園の裏図書館。花圃(かほ)は、偶然見つけた裏図書館の扉を開けて多くの魔本を逃がしてしまう。責任を取って、本嫌いの葉山先輩と逃げ出したキャラクターたちを捕まえることに。捕えるにはキャラの名前を当てなくてはならない。でも、一癖も二癖もあるキャラたちは簡単には捕まえられなくて…!? 誰もが知っている童話のキャラたちの「隠された意外な秘密」。本が愛おしくなる図書館ファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

23
魂を持つ魔本が封じられた学園の裏図書館。偶然見つけた扉を開けて多くの魔本を逃がしてしまった本好きの花圃が、本嫌いの葉山先輩が魔本を捕まえる手伝いをすることになる物語。逃げ出した実在の物語の登場人物たちをとりあえず封じようとする葉山先輩と、きちんと向き合おうとする花圃が対照的でしたが、なかなか悪くない組み合わせになりそうですね。アクセント役に収まったアリスも加えてどういう物語を紡いでゆくのか続巻に期待。 2017/01/05

緋莢

21
中学1年の一ノ瀬花圃は図書委員。花圃は、ある日、学校の図書館で(開けて…おねがい…たすけて…)という声に導かれ、その先で見慣れない扉を見つける。触れた途端、扉が開き、そこから本が飛んでくる。さらに、その本を防ぐように一人の少年が現れて…花圃が開けた扉の先にあるのは 生きてる本“魔本”を封印する“裏図書館”で、少年はそこを管理する裏図書委員の葉山(本嫌い)。魔本の登場人物が現実に出てくることを防ぐため、逃げ出した魔本回収の仕事を 手伝わされることになる花圃(続く2021/12/07

ぐっち

17
「現代魔女図鑑」の伊咲ウタさんの新作。「世界で一番図書館が好きなあなたに」という帯には逆らえません。逃げ出した魔本から出てきた登場人物から、元の本を当てて捕まえるというストーリーで、4冊ゲットだぜ!素敵な設定なのですが、何かの困りごとがある登場人物をヒロインが解決するというパターンだからか、魔女図鑑に比べて感情移入しづらい面も。巻数ついてないから、ここでおわりなのかな?3冊ぐらいあると、先輩との仲ももう少し進む気もします。2016/11/06

雷華

4
雑誌でチラ見して、面白かったので購入。魔力を持って実体化できる魔本を解き放ってしまった主人公と4つの童話の登場人物の話。本の虫なら確かに誰もいない大量の本に埋もれた部屋で邪魔されずに本を読んでいたい…。まだまだ続けれそうなのにあまり恋愛方面に発展しないためか…ううん、続きを見てみたかったな…2016/11/23

sai

3
活字中毒の身としては読んでみたかった! やや暴走するきらいもあるけど、本が好きで、活字が好きな主人公。ちょっと荒っぽい先輩と繰り広げる魔本捜索。楽しい。 どうして裏図書館から逃げたのか、何を思ったのか、その本の登場人物達の心が見えてきて。 この本はきっとこれだ!って閃いて当たってた時嬉しい。 絵柄が好み。2017/11/30

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