新潮文庫<br> イン・ザ・ヘブン

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新潮文庫
イン・ザ・ヘブン

  • 著者名:新井素子【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2016/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101426051

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内容説明

「ねえ、史子ちゃん、天国って、あると思う?」八十過ぎ、余命数週間の今日子さんは、あたしより三十も年上のお友達。天国では「病気をしていても元気になって、なりたい年齢に若返る」というあたしに対し、「でも、小さい頃死んじゃった子供は大きくなりたいんじゃないかしら」と妙に理屈っぽい。話すたびに、天国はどんどん複雑な状況になっていって……。短編10編とエッセイを収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

63
ものすごくひさしぶりに読む新井さんの御本。日常だと思っていたところから思わぬ方向でSFにつながるこの手法が楽しい。また、人間の生死にかかわる短編も多い。震災がターニングポイントになっているのがわかる。とても面白かった。2016/07/14

はなん

42
ずっとずっと物語を作り出してきて、いま、短編を書くのも面白いかも、と言える素子さん。しっかりと「新井素子らしさ」はそのままで、更にプラスされるものがあるのが凄いと思う。長く長く読み続けて、作家さんの中の変化にリアルタイムで立ち会えるってそうはないから、いま、この時に生きていてよかったな~なんてことを、、文庫版あとがきを読みながら思う(笑)素敵な表紙に誘われて新たな読者さんが増えてくれると嬉しい。作品は短い世界の中に感じるものが多くある、好きな一冊です。2016/05/21

た〜

36
本当に久しぶりに非再読な新井素子。彼女には珍しい短編集だけれど、らしさはたっぷり。ただオチがあまりにも身も蓋も無いものがいくつかあったな。余談だが、あとがきの面白さは他の作家の追随をゆるさないと思った2016/04/29

めぐみ

29
他の作品も読んで見たい気がするけど?わたしには合ってない気がしました。 機会がありましたらって買っても良いかな? 2018/01/24

かおりっくま

28
久しぶりの新井素子さん。分かりやすい言葉で気の滅入るような世界を書くのが、この人の真骨頂だと改めて思う2016/10/16

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