ちくま文庫<br> 続・反社会学講座

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ちくま文庫
続・反社会学講座

  • ISBN:9784480425874

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内容説明

不埓で、不届き、不謹慎。業界を震撼させた「反社会学」がさらにパワーアップして帰ってきた。GDPの増減なんてただのお祭り騒ぎだし、賞はあげる側の名誉になる。昔の日本人はこどもが嫌いだったし、新渡戸稲造は武士道ブームを苦々しく思っていた? 役立たずの正しさと屁理屈にこだわる学者たちを笑い飛ばし、庶民に愛と勇気を与えてくれる知的エンターテインメント、待望の続編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

18
給仕は奉仕者であって、従者ではない。神は人間に奉仕するが、しもべではないのと同じだ。2014/02/05

ふろんた2.0

13
まさか読んだ本2冊続けてチャールズ・ブロンソンが登場するとは。2017/06/05

komati

9
『反社会学講座』に続き、今回も様々な研究やブームにつっ込みを入れる。ただ、今回は経済学や武士道についてなど社会学以外のテーマもいくつかあった。大学で社会学を専攻してきた自分としては、パオロさんのように社会学にどんどんつっ込みをいれていくのは良いことだと感じている。統計やフィールドワーク等で得たデータを用いる社会学は、確実でより実態に沿った研究になると思っているが、それらが研究者の都合に会うように恣意的に使われてしまうことも多々ある。それらを排除して本質を見極められるようになりたいと常々感じている。2012/02/19

ほしけも

8
「過去は良かった今はダメ」こういう言葉は使わないようにしよう。 でも先人に学ぶことはたくさんある。それは彼らの素晴らしい行いからでなく、しょうもない失敗や揉め事から学ぶべきだ。 言葉の使い方の語源に関しての調査は前作でもあったけど面白い。 その情熱はどこから!?2014/07/31

caniTSUYO

6
社会科学系の理論や数値を都合よく使う学者、なんちゃって評論家、根拠ない一般論を盲信しちゃう人まで噛み付く(ユーモアをもった甘噛み)反社会学講座の続編。べらんめぇ調でGDPの無意味さを論じたり、 新渡戸稲造が武士道なんか大して好きでなくて超リベラルで武士道のとか嫌いだった事実、葉隠自体の適当さを落語調で説明したりと前作と変わらぬおふざけぶり。(しかし勉強になる)ライトなテイストながら「あらゆる理論で人間の活動を説明できる程、人間は合理的でないし、そこが良い」という人間愛と学問への愛を感じるからスゴイ。2017/01/03

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