- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
「戦さというものは、魂のぶつけ合いであるぞ!どんな戦さでも、常に死ぬ気で戦えば、死なずに済ませようと思っている者に負けるはずがない」時には先鋒として鬼神のように戦い、時には参謀として戦索を巡らせ、民を思いやり、詩歌を愛した新納忠元。島津貴久・義久・義弘・歳久・家久ら島津一族の栄光に己の全てをかけた文武両道の豪将の壮烈な生き様を描く。
目次
序 章 われ、秀吉に屈せず
第一章 島津貴久のもと奮戦する
第二章 北薩摩の要衝・大口城
第三章 掘り進め!城取りの奇策
第四章 大友の大軍に圧勝する
第五章 龍造寺軍との決戦を制す
第六章 北上!全九州制覇へ
第七章 秀吉の大軍来る
第八章 徹底抗戦宣言
第九章 家久、歳久の死
第十一章 秀吉の強権支配に抗して
第十二章 伊集院忠棟殺害事件
第十三章 関ヶ原決戦
第十四章 いざ、生き残りをかけて
第十五章 大往生と殉死の者ども
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
8
戦国時代の島津一族。歴史や戦歴を追いかければ、必ず登場する男、新納忠元。武一辺倒のイメージが強かったが、本作を読むと、文学・経営・育成と幅広い分野で活躍していたことがわかり、ちょっと驚いた。また、長生きに長生きを重ね、なんと江戸時代(大坂の陣前)まで生きていたことを知り、また驚く。島津家は次第に分裂状態になり、その骨太な精神と屈強な武がなければ存続しなかっただろうと思えるほど。その中で忠元はどう渡り歩いたのかと思ったが、王道でした(苦笑)バランス感覚も持ち合わせた忠元。もっと注目されてもいい名将です。2016/01/28
BIN
5
戦国時代初期から最後まで島津家を支え続けた猛将にして参謀の新納忠元の生涯を描いた作品。てっきり島津4兄弟のおまけのように書かれているのかと思っていたら、大半が新納忠元で詳細に書かれていて非常に良い。シャイな嫁取りに詩歌とエピソードが結構ある。薩摩隼人の鑑で、秀吉の九州遠征伐では高橋紹運のように大口城で玉砕したかったのかもしれない。良作でした。2013/03/09
ゆうへい
2
島津家に仕えた猛将、新納忠元が忠実に描かれています。家中では指折りの重臣であり、半世紀以上に渡って島津家に仕えました。島津家の数々の合戦に従軍して、先陣を切ったり、時には参謀を務めたりするなど大いに躍動しました。一方的に歴史的説明が綴られていると思いきや、シャイな嫁取り話や和歌が堪能な話もあって読み応えがありました。ただ、忠元が主君の指示に動いている姿しか描かれていなくて、忠元自身の心情的描写が少ないように感じました。一線から退いた後は生き生きとしていて、最後まで必死に支えた、とても優れていた武将でした。2020/10/16
-
- 電子書籍
- なぜか感じがいい人の聞き方100の習慣
-
- 電子書籍
- 宇崎ちゃんは遊びたい!【分冊版】 68…
-
- 電子書籍
- 次期社長に再会したら溺愛されてます【分…
-
- 電子書籍
- ウルトラマンオーブ完全超全集 超全集
-
- 電子書籍
- TokyoWalker東京ウォーカー …