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内容説明
「あの男に一度、百万の軍勢を采配させてみたかった」天下人豊臣秀吉に知略と軍才を高くかわれ、そう言わしめた魅力溢れる戦国一の勇将「大谷刑部吉継」。関東、奥羽、朝鮮など各地で骨身を削りながら見事な活躍を続ける。慶長五年関ヶ原。生涯の盟友・石田三成とともに戦国末期を鮮やかに照らし続けた男が最後の輝きを放とうとしていた…。知勇兼備の名将の魅力を描く傑作小説。
目次
第一章 石田三成を訪ねてきた男
第二章 中国の役で軍師に学ぶ
第三章 この一言!城取りの奇策
第四章 島津討伐に奔走する
第五章 越前・敦賀五万七千石
第六章 北条討伐・奥羽転戦
第七章 朝鮮の役を奉行する
第八章 発症、不本意な撤退
第九章 秀吉の死・家康の策謀
第十章 われ、仲裁の労を執らん
第十一章 待て!佐和山に激論する
第十二章 一命を賭けた決断
第十三章 北国戦線で仕組んだ謀略
第十四章 いざ、関ヶ原で戦わん!
第十五章 激烈な死の果てに……
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
2
軍事、政治、外交すべて卒なくこなし、人望溢れ、病に冒され義に殉じた漢、大谷吉継を描いた作品。器用貧乏なため、敦賀5万7千石て吉継の功績に対しては低いなと思っていたら、加増されて20万石の大名になりかけていたとは知らなんだ。メインの関ヶ原だけじゃなく、奥州も朝鮮出兵もよく書かれており、今まで読んだ大谷吉継ものの中では一番良い出来かな。判官贔屓なところもあり、こういう友情や忠義、恩義に殉じた人物が大好きです。2013/06/05
長南 徹
1
義の人であり、最後の最後まで石田三成を裏切らなかった。病に侵されながらも最後まで戦い抜いた姿勢は、まさしく日本人的である。大河ドラマで取り上げてほしいです。2019/02/09
Manabu Taira
1
とても、面白かったですね~。余り、目立つ存在ではないのですが、秀吉が三成同様、もっとも頼りにしていた人物だと・・・。2014/04/16
もだんたいむす
0
2013.10.23 読了2013/10/23
げんげ
0
歴史的な本をちゃんと読むのは初めてで最初は読み進むのが難しかったですが、大谷吉継の人柄や考え方にとても惹かれ、中間からはスイスイと読み進むことが出来ました。2014/11/06
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