内容説明
新たな理系&館ミステリ。シリーズ第一作神の書、“The Book”を探し求める者、放浪の数学者・十和田只人(とわだただひと)がジャーナリスト・陸奥藍子と訪れたのは、狂気の天才建築学者・驫木煬(とどろきよう)の巨大にして奇怪な邸宅“眼球堂”だった。二人と共に招かれた各界の天才たちを次々と事件と謎が見舞う。密室、館、メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
117
2016/9/22 アミーゴ書店HAT神戸店にて購入。 2017/10/20〜10/31 初の周木作品。第47回メフィスト賞を受賞したデビュー作。タイトルからして、変わった館を舞台に展開される作品であることは自明であったが、これほどとは!流浪の数学者、十和田只人と十和田につきまとうルポライター陸奥藍子のペアのキャラも良い。綾辻さんの「館」シリーズと森博嗣さんのS&Mシリーズを組み合わせたような何ともミステリ心をくすぐる作品である。館シリーズの続編も楽しみであるが、他のシリーズも是非読んでみたい。2017/10/31
さばかん
91
本格ミステリィの潔さを味わった。 理系アンド館ミステリィの堂シリーズ第一作 第47回メフィスト賞受賞作。 建築学原理主義というか至上主義みたいなのは、なんとなく説得力があるようなそう言われるとそうだよなぁというか、それを言うなら他の学なくして建築学は成り立たないとも言えるというか。 今作ではどうやって殺したのかが主眼になっている。 それにしても善知鳥神の正体を見誤ってしまったのは不覚だった。2016/09/30
hit4papa
90
世界的に高名な建築学者が建設した眼球状の巨大な屋敷。ここの主人から招かれた当代一流の精神科医、芸術家、物理学者、政治家らが連続殺人に巻き込まれる、というミステリ。屋敷そのものが脱出不能のクローズドサークルになっており、ここで招待客が次々に殺害されていきます。探偵役はエキセントリックな天才数学者。そして助手を務めるのは彼の追っかけ女性ルポライターです。分かってみれば、気を衒っただけのミステリではあります。しかしながら、おまけのように付属する最後の一章でガラリと様相を変えるという点が面白い。おお、そうきたか!2024/12/16
セウテス
90
【堂シリーズ】第1弾。放浪の数学者十和田只人は、ワトソン役の陸奥藍子を伴い、天才建築家の巨大かつ奇妙な邸宅「眼球堂」に招待される。彼は神の書、ザ・ブックを探し求めて世界を旅しており、この事が後々シリーズに響いて来ると面白そう。ただ本作としては、クローズドサークル内での連続殺人であり、謎解きに正面からぶつかれるのが嬉しい。最初の最初から違和感を配置しているのも気持ちが良いし、図面の描き方に大きなヒントが在る事にも、気付いた時の心の震えは「これこそミステリ」である。エピローグは、いらないどんでん返しに思う。2021/03/05
yu
87
Kindleにて読了。先に双孔堂の殺人を読んでしまったため、、十和田の変人ぶりが多少緩和されている。しかし、これは順番に読むべきシリーズだったかな。こちらの方が断然好みだった。まぁ、森博嗣さんや綾辻さんの二番煎じ的な感は否めないものの、それは仕方なし。2019/05/05




