内容説明
学士課程の四年間は大学の根幹だ。そして学士は修士への過程ではなく、それ独自の価値を持たねばならない―中等教育および社会・大学院との連携を見据えつつ、海外、特に米国大学における理念と方法の考察の下、わが国の思想なき学士課程カリキュラムやお座なりな学生支援の在り方に鋭くメスを入れ、原点からの改革を促す、講座第3巻。
目次
第1部 基本的な視座を獲得する(学士課程教育構築の課題;教養教育論の視点;大学入試の改革―高等教育の構造変化に伴う政策転換をどうするか ほか)
第2部 社会との関係で考える(変貌する学生;学士課程カリキュラムの改革動向―学問と社会変動;二一世紀の大卒労働市場―大学教育と企業の関係の行方 ほか)
第3部 改革を推進する(初年次支援プログラムの構築とフレッシュマン・セミナー;学部教育改革の日米比較―わが国の問題点と課題;アメリカのカリキュラム改革―日本への示唆 ほか)
著者等紹介
絹川正吉[キヌカワマサキチ]
1929年横浜市生まれ。1955年東京都立大学大学院理学研究科修士課程修了、1960年ノースウェスタン大学大学院にてph.D.取得。国際基督教大学助教授、教授、教養学部長を経て、現在、同大学学長
舘昭[タチアキラ]
1948年東京都生まれ。1977年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得。奈良教育大学助教授、放送(現メディア)教育開発センター助教授、学位授与機構教授を経て、現在、大学評価・学位授与機構(評価研究部)教授
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