内容説明
「洗濯機がお風呂がわり」「虫歯は放置か、ペンチで抜く」「空腹のあまり、カマキリの足をかじった」「草を食べて空腹を満たした」など幼少期の貧乏仰天エピソードで『徹子の部屋』で話題になり、『明石家さんまのコンプレッくすっ杯』では「貧乏代表」「貧乏レジェンド」と称されるまでになった風間トオルさん。一方、逆境のなかでも明るく前向きに、グレず、へこまず、生きていられたのは、おばあちゃんから受け継いだ知恵と人生哲学があったからだという。発売当初から話題となり、アマゾンのレビューでは★5つが29、メディア取材も50件を超えた。下流、ワーキングプア、年金崩壊、格差社会……暗い話題の多い昨今、本書には「大丈夫」と背中を押すメッセージが詰まっている。貧乏はつらいけど、不幸じゃない。テレビでは語れなかったエピソードや心模様、思い出、人生哲学を1冊に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
117
図書館本。風間トオルさんといえば、バブル期に活躍した華やかなトレンディ俳優、雰囲気もどことなくボンボンっぽい感じだなと思っていたので、まさかこんな波乱万丈な人生を送ってきた苦労人だったとは、超意外だった。ドラマにできそうなぐらい壮絶な経験の数々なのに、サラッと明るく悲壮感がないのがまたすごくて… お金はあるに越したことはないけど、それよりももっと大切な、生きる上での強さだったり優しさだったりを風間少年から教わりました。自由研究のゴキの話と、視力3.0の話が忘れられない(笑)2019/09/14
美登利
98
テレビ番組での貧乏話を知らなかったので、読友さんの感想から興味を持ち読んでみました。風間さんは、2才上なので時代的にも重なる部分があって、うちは極貧ではなかったし両親もいたし、住む場所ありもご飯も食べられたけれどあまり贅沢を言える雰囲気ではなくて、言っても無駄な事もあり、全く有り得ない話だとは思えませんでした。同級生にも貧乏で弟妹の面倒見てて学校に来ない子とか居ました。小学生で祖父の排泄の片付けをしたり、サバイバルに長けるしか無かった生活は辛かっただろうけど、風間さんを見る目がとても変わりました。2016/08/22
あじ
72
モデルとしてデビューするまでに、彼は人生の経験値をかなり積んでいる。5歳で両親が離婚、小2から4年余り認知症の祖父を祖母と看ていた。同級生からの冷やかしを聞き流し、時に立ち向かう強かさ。極貧生活の空腹を草花で凌ぎ、石をカイロに壁で岩盤浴をして寒さに耐え、怪我は万事ツバとガムテープで治療し逞しく生きる。仰天のエピソードの合間に、彼なりの格言やモテていた節も窺えにんまり。取り巻く大人の優しさにもぐっとくる。飾らない文章は事実をありのままに語り、信用性に富む。お金に支配されない事が大事。ポジティブに読了した。2016/04/07
milk tea
61
5才の少年の気持ちを思うとギュッと抱きしめてあげたくなります。「目標を達成するための方法は一つだけではない」「幸せに生きていくための方法は一つではない」トオル少年を近くで見ていた映画館のモギリのおじさん、土手のワゴン車でホットドッグを売るおじさん…、貧乏ではあったけれど、心やお腹を満たしてくれた。愛のある大人たちに出会い育ててもらったんですね。芸能人本と思わず、多くの人に読んでもらいたいです。素晴らしい道徳本。2018/07/09
じょんじょん
61
風間トオルさんのビンボー話って有名だったのですね。知らなかった。読友さんのヘンナ@パンツさんの『満天のゴール』のレビューを読んで、この本を知りました。風間さんがメンズノンノの売れっ子モデルで、役者に転身してトレンディドラマに出ていた絶頂期に彼を知ったので、バリバリバブルのちゃら男とずっと思っていました。実際ベンツのスポーツカーをコンビニで買い物する様に買っているわけだし。こんなご苦労をされていたのですね。あまり辛く感じなかった、と淡々と語る様子に人間力の深さを感じました。おばあさまへのリスペクト素晴らしい2018/05/05
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