内容説明
「ママ、EUの大統領に会ってくるわ」
四国香川に住む専業主婦が、一念発起してフランス語を学び、43歳で岡山大学の大学院に入学。三人の子どもの子育てが終わるやいなや、大ブレークしてしまった。フランス人に美味しい讃岐うどんを食べさせたい一心で、パリで毎年開かれる日本おたくの祭典「ジャパンエキスポ」に出展。「四国夢中人」というNPO(実情はたったひとり)を立ち上げ、手作りのインバウンド事業に乗り出す。
ジャパンエキスポに毎年出展しつつ、四国にフランス人ブロガーを呼び、日本で一番外国人旅行客の少ない四国の魅力を発信してもらうツアーを企画。しかも、ほとんどタダで。そんな母の行動力を長女がブログに書いたところ、それがSNSでどんどん広がり、「ほぼ日刊イトイ新聞」の記者が来る。「ほぼ日」に掲載されたインタビュー「すごいお母さん、EUの大統領に会う」はあっというまにPVが上がり、栄えある「人気コンテンツ」ランキングの上位をキープし、大ブレーク!
フランス人が歩き遍路に強い興味を抱くように、外国人は日本人の思いもつかないようなものに魅力を感じている。ひなびた地方都市が、それを発掘するにはどんなことが必要なのか。ヤル気と好奇心さえあれば誰にでもできる、地方創生のヒント満載!
糸井重里氏が帯に記したコピー「勇気より、平気がすごい。」をモットーに、お母さんは今日も道なき道を行く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
那智@灯れ松明の火
7
私は人見知りで引っ込み思案なのでパワフルな著者に終始共感出来ず「すごい…」と圧倒されながら読了。完全にお父様の血を受け継いでいらっしゃるようで自分で道を切り拓いていくスタイルが父娘で同じ。安倍首相がまだ生きていた頃か…と少し寂しい気持ちになった。カナダ・モントリオールがフランスの植民地として建設されて、住民の2/3が移住者の血を引くフレンチ・インディアン、公用語もフランス語で300年以上独自の文化を守ってたとは知らなかった。「言語は文化。言語は奪ってはいけないし、奪われてもいけない」という言葉が響いた。2025/01/24
ワカメちゃん。
6
すごいお母さん、EUの大統領に会う というタイトルを図書館の目立つところで見かけ、気軽に借りてみた。なんてすごい!なんてバイタリティーの持ち主だろう。3人の子育て、上が高校、下が中学入学のタイミングで大学院に入学。娘の入学式には行かず、自分の入学式へ。それより、一主婦が、EUの大統領へ手紙、そしてアポを取り付ける。なんなら、安倍首相へのサインをもらって、首相への足掛かりに利用(笑)タンスにしまっていた自分の羽を広げるという比喩が一番似合う女性。元気をもらえました!2017/04/30
Jessica
4
行動力の塊、猪突猛進の信じがたい「お母さん」の話。自分がやりたいことのベクトルが常に人や社会に向かっていて、それがちゃんと伝わって人を動かしているところが「すごい」。まずは行動しなくちゃ、そんな気持ちになる本でした。2023/03/19
Humbaba
3
挑戦を諦める理由というのは、とても簡単に見つかる。しかし、実際にやってみれば問題なく実行できることはたくさんある。失敗したとしても大きな損失がないのならば、まずは動き出してみれば良い。一歩を踏み出すことですぐ出来てしまうこともあるし、そうでなくとも違った風景が見えて新しい道が開かれることも多い。2016/12/22
Junko Yamamoto
1
元気と勇気もらいました!2017/05/02
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