内容説明
このミス1位ほかミステリー3冠達成の感動大作
過去へ旅することのできる「扉」の存在を知った男はケネディ暗殺阻止に挑む。キングにしか書けない壮大な物語。落涙保証の感動大作! 解説・大森望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさうみ
50
不気味さ漂うSFサスペンスでもあり恋愛小説でもある。なんなんだ、この形容できないほろ苦さ…!感情を総動員して読了した。身を引き裂かれるような選択の数々、厳しい結果、苦悩した上に"ぼく"が導きださしたラストに胸がしめつけられる。ジェイクとセイディがステップを踊るシーンは忘れられない。2019/01/03
たか
48
長かったー!全3巻1400ページ超を読み切るのにかなりの時間を要しましたが、後半は加速度的にスピードアップ。ラストもさすがキング!感動の一言‼︎長らく低迷状態だった大御所、スティーブン・キングが放った起死回生の作品。 最初はタイムトラベルSF小説として読んでいたけど、実はラブロマンス小説でした。エンディングは息子のアドバイスで変えたそうだが、原案はどうだったのか気になるところ。B評価2018/02/11
ももすけ
44
大作でした。中巻の終わりの方からようやくテンポが良くなり、下巻はいっきに。JFKの暗殺を阻止したものの、大切な人を失った主人公。JFKのいる世界は果たして期待したものではなかった。過去に戻れば、すべてがリセットされる。そして未来には、愛する女性が40年の時を経て、生きていた。 過去が変えられないなら、今を懸命に生きて未来を変えていくしかないかな✨2022/04/25
かわうそ
38
読み終えてみればラストの感動を存分に盛り上げるためにこの長さが必要なだったのかなと思えるものの、やっぱり長い…。そしてこれだけ書き込むのなら主人公が歴史に及ぼした影響がどのように拡散したのかをもうちょっと詳しく読みたかった気もします。2017/10/31
ゆいまある
29
続きが気になって上中下1420ページをほぼ3日で、寝る間も惜しんで読んだ。主人公は現在に戻れず、やがてイエローカードマンになるという展開を予想したのだが、そこまでバッドエンドではなかった。そこかしこに漂う不気味な雰囲気と、次々起こる不幸な出来事に、「もうやめてあげてー」と思いながらも読むのがやめられない。この、依存性の強い構成。スティーブン・キング面白い。2017/07/19