内容説明
江戸時代随一の大ベストセラー、東海道中膝栗毛と続膝栗毛の現代語・抄訳版。江戸から京都、善光寺までを網羅。各宿場の解説つき。監修は映画「大奥」「るろうに剣心」シリーズの時代考証でも知られる大石学氏。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
239
おもしろかった。東海道中膝栗毛をところどころ抜粋して現代語訳しつつ、各宿場の解説を加えて、江戸時代の名著をわかりやすく読める一冊(とっはいっても530ページ以上あるなかなかのボリューム)。それぞれのパートが短いので隙間時間に詠めるのがありがたい。現代語訳の脚注でも、ちょっとした知識や当時の金銭感覚を説明してくれてとても親切。江戸っ子らしい弥次北と旅先で出会う人々の掛け合いやドタバタ騒動は楽しい。2018/08/14
誰かのプリン
17
現代でも笑えます。江戸の風に触れた思いがしました。2019/08/26
HMax
16
これなら売れたはず、お伊勢参り必読書。面白い失敗談義をふんだんに盛り込んだ旅行ガイド。今読んでも面白い。宿賃の割に食費が高いなど、当時の文化習俗についてもよくわかる。しょっちゅう狂歌がでてくるので、当時は誰もが歌を詠んでたのかな。「よねたちと 寝たる側には 泥亀も はずかしいやら 指をくわえた」「今くひし そばはふじほど 山盛りに すこしこころも うきしまがはら」。でてくる宿場をネットで調べながらの読書で、結構時間がかかりました。2018/09/01
chobi
4
ナゴヤ座さんの新作演目を見るための準備。演目後。わー。予習していたのでより一層楽しめた気もするけど。わー。でも、抄訳だと物足りない!もっと詳しく読みたいと、現代語訳を再読することにした。小ネタを外せない!2018/01/18
ちゃかぱん
4
死ぬまでに東海道五十三次たどってみたい。2017/02/28